情熱バトン

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。この4月から大阪市立水都国際中学校高等学校という国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)を実施する公立校の開設準備をしています。

私にとってコーディネーターとしてIBDPの認定校を目指すのは2017年2月に認定を受けた筑波大学附属坂戸高等学校に次いで2校目になります。が、まだ『IBって何なの?』と思っている方も多いと思います。

さらに大阪市では日本で初めてとなる公設民営による中学・高校併設校を作るというのですから、情報が盛りだくさん。2月末に開催された説明会には会場のキャパシティの6倍の方々が応募したそうです。その時にはまだ公開されなかったカリキュラムや入試情報も含めて6月30日に行われる説明会を皮切りに次々に公開されていきます。私も少しだけですがお話しさせていただく機会をいただきました。みなさん、お目にかかれるのを楽しみにしています。

情熱のバトン

大阪ではアクセントが明らかに外から来た人なので、よく「どんな仕事をしているんですか?」と聞かれます。「今、大阪で新しい学校を作っています」と答えるんですが、みなさん反応に戸惑うようです。学校って、予め存在するものであって、作ろうと思っても「実際、作れんの?」って意識ありますもんね。

でもね、これは私一人で作っているわけではありません。私はこの学校の運営を担う大阪YMCAの一員として、この春から開設準備に当たっていますが、このプロジェクトが始まったのは、もう何年も何年も前なんです。そして、そこには大阪市のみなさんの情熱がぎっしり詰まっています。

大阪市は特区を利用してこれまで様々な改革を進めてきました。公設民営による市立校を作るというのも、その流れの中で学校教育に風穴を開けたいという情熱から、時間をかけてここまで来ました。だから、私は思うんです。しっかりその情熱のバトンを次の人たちに繋いでいかないといけない。私は彼らが夢見たことを着実に実現していかなければいけない、と。

先日も『私塾界』という雑誌に取り上げていただきました。インタンビューを受けたのは私で、雑誌に載ったのも私です。でも、本当にスポットライトを浴びてほしいのは、このプロジェクトを進めてきた人たちに他なりません。彼らが敷いたレールの上に、電車を走らせるのか私の仕事だと思っています。

大阪から繋ぐバトン

大阪市の新設校でやろうとしていることが、やがて大阪市の公教育にそして日本中に、果ては世界中に何らかの示唆とヒントをもたらすことができたら嬉しいです。

海外の人たちにも平和で安全な生活ができるよう日本の実践に紹介するのは国際社会の一員としての務めだとおもうんですよね。特に、東日本大震災の被災地出身者としてそれは私の使命の一つだと思っています。「個々人の復興なしに被災地の復興はない」と思って、私は気仙沼を離れ、そして前任校である筑波大学附属坂戸高等学校に赴任し、国際バカロレアの担当になりました。40歳目前でも望めばキャリアを築くことは可能だと私は日本社会に希望を持っています。

大阪YMCAが取り組んできたのは、すべての人が自らの価値に気づくことができる社会の実現です。私はそこに共感しました。以下に書いた表現コミュニケーション学科の子供たちもそうですし、何語が自分の母語なのか、アイディンティティをつかみきれない子供たちも通う国際専門学校、子供たち向けキャンプ、日本でキャリアを築こうとする外国人を対象とした日本語学校、ホテル専門学校などなど幼児からお年寄りまで多様な背景を持った人たちがこの社会で生きていくための学び場を提供しています。

熊谷が大阪YMCA国際専門学校高等課程表現・コミュニケーション学科の卒業記念公演を観劇しました。

大阪YMCAにも大阪市教育委員会のみなさんと同じく、水都国際にかける思いがあります。その情熱を繋ぎ、世界に発信するのが私の役目と(勝手に)張り切っています。一人では到底無理なので、みなさんで大阪市立水都国際を作っていきませんか?

私は大人が作った学校で学ぶのではなく、学習者が自ら理想の学校を作っていければ面白いコトが起きるんじゃないかなと思います。何はともあれ、決定のプロセスに関与するマインドを学生のうちから培うことができれば、確実にチェンジメーカーが育つのではないかと期待しています。

水都国際学校説明会

6月30日(土)に大阪市立水都国際中学校と高等学校の説明会がそれぞれ行われます。会場は大阪市立住吉区民センター(大阪市住吉区南住吉3-15-56)の大ホールです。会場のキャパは850人だそうです。事前申し込みは必要ないそうです。ただキャパがいっぱいになるとお待ちいただくことがあると聞いています。詳しくは水都国際中学校高等学校の公式HPをご覧ください。

水都国際高等学校について 水都国際中学校について※
一部 二部
受付開始 10:15 12:45 15:15
説明会開始 11:00 13:30 16:00
説明会終了予定 11:45 14:15 16:45

※説明内容は同じです。

主催は大阪市教育委員会です。私も招かれています。少しだけお話しさせていただくことになっています。これを機に水都国際開設準備室がオープンスクールなどを運営することになります。詳しくはこのブログでもお知らせしますね。

最後に

今この原稿は東京のホテルで書いています。筑波大学坂戸高等学校への定期訪問の帰りです。9日に筑坂IB一期生の保護者のみなさんを対象にワークショップをさせていただきました。その話はまた後でお話しするとして、先日以下の更新で紹介した大阪YMCA主催の「Global Youth Conference」に筑坂の生徒達にも多く関心が寄せられています。このブログで紹介したこともあって全国から問い合わせがあったと担当者が喜んでいました。みなさん、興味を持っていただいて本当にありがとうございます。

日本にいながらにして英語を勉強できるんです!当ブログ読者特典もありますよ。

さて、前回の鈴木秀樹先生のエントリーはお読みいただきましたでしょうか?先日、鈴木先生から直々に鈴木先生の公式エバンジェリストとして太田晃介先生と共に認定していただきました。私たちにとって鈴木先生はアイドルみたいな存在で、いつも応援したくなる、そんな教育者です。ICTが学習に何らかのサポートを必要としている児童、生徒に有効なツールになりうるかもしれない。そんな研究を進めています。何なの、そのステキな発想!マジ、惚れるわ。

熊谷のアイドル、東京学芸大学附属小金井小学校の鈴木秀樹先生の初エントリーです。

鈴木先生は定期的に書いていただくことになっているので、今後ともお楽しみに。全国、全世界の先生たちが繋がって、教育界を盛り上げていきましょう!

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