今からIBを始める君へ:教員生活を振り返って vol.1

こんにちは。お久しぶりです。立命館小学校の川本敦です。本ブログ「チノメザメ」では、2回目の登場となります。前回は、横浜のPYP認定校に勤務していた時に、「ナレッジキャラバン in 大阪 2019 夏」に登壇させていただき、その講座内容と振り返りについて書かせていただきました。

また皆さんのお目にかかることができて大変うれしく思っています。現在はIB校に勤務していませんが、IBで学んだことをもとに、引き続き探究学習の研究実践を進めています。

18年の教員生活を振り返って

私が小学校教員となって、今年度で18年目となります。初めは、大阪市の公立小学校の教員でした。大阪市の公立小学校2校に勤務した後、私立小学校に異動しました。

現在勤務している立命館小学校は4校目の私立小学校となります。ということは、18年間で6校の小学校に勤務したことになります。どれだけたくさん異動してるんだって感じですよね(笑)

お世話になっている先生にも、「これだけたくさんのいろいろな学校に勤務している経験を持っている教員は、なかなかいないよ。この経験を本にまとめるべきだよ。」とお声かけをいただくぐらいです(笑)この夏にでもチャレンジしてみようかなと考えています。

IBカフェとナレッジキャラバン

私が熊谷先生と出会ったのは、2019年4月の熊谷先生が企画されたIBカフェです。結構最近ですね(笑)。そんな感じは全くしないのですが、まだ数回しかお会いしていません。そうなのか・・・っと自分が一番びっくりしています(笑)。

IBカフェに全国から様々なIBに関わる先生方が、大阪に集まり交流しました。先ほども触れた通り、熊谷先生は、その4ヶ月後には、「ナレッジキャラバン in 大阪 2019 夏」を開催するのですから、ものすごいスピード感と行動力ですね。

またこれからどんな面白い行動をされるのか楽しみでなりません。

あらゆる分野の日本一の先生から学ぶ

私がIBに出会ったのは、2012年4月です。それまでずっと民間の教育サークルで学び続けていました。その教育サークルは、毎月あらゆる分野の日本一の先生が、講師として登壇し、学ぶことのできる教育サークルでした。

その講師の先生のうちの一人に、現在軽井沢風越学園で学校長・園長をされている岩瀬直樹先生がおられました。その当時、岩瀬直樹先生は自律学習や探究学習を研究・実践されていました。ある時、岩瀬先生が神戸にあるオルタナティブスクールであるラーンネット・グローバルスクールに見学に行かれていました。あの岩瀬先生がわざわざ神戸まで来られるのだから、何か面白いものがあるに違いない、と私もその後すぐに見学にいきました。

見学に行ったラーンネット・グローバルスクールのカリキュラムや授業に衝撃を受け、自分も探究学習を研究し、実践したいという思いを持つようになりました。

次回に続く

次回は私がどのようにしてIBと出会ったのかについて書きたいと思いますが、少しだけ私が国際バカロレアのプログラムのうち、主に小学生を対象としたPYPのどこがいいと思っているのか触れて今回は終えたいと思います。

それは、Concept(概念)を中心とした探究学習のフレームとなっていることです。よく「探究学習とは何か」という議論になります。PYPでは、Concept(概念)を中心とした学習であると言い切ることができます。Concept(概念)を中心とした学習になると、絶対解がなく、納得解しかないので、必然的に深い学習となります。

詳しくは次回お話しますね。