みなさん、こんにちは。熊谷優一です。今回は2018年11月11日に大阪で開催された『国際バカロレアフォーラム in 大阪~国際バカロレア実践者・学習者・保護者に聞く21世紀の学びの形~』をグラフィック・レコーディング・ファシリテーターを務めた私の妹の視点で振り返りたいと思います。
本日は兄妹合作でお送りします。
ネクラ認定
兄に「大阪でグラフィックやんねぇが?」と声を掛けられた時は、「大阪行ける!ラッキー!!」ぐらいの気持ちでいました(まだまだ勉強中の身なのでグラフィックを依頼されるときは基本的に断らないようにしています)。
でも、あとから考えると、関西ってグラフィック・レコーディングが盛んに実施されているところなのです。そんな聖地のようなところでグラフィック・レコーディングするなんておこがましい!とちょっと後悔しました。
義務教育+高専の8年間も英語を学んだのに、ほっとんど英語がわかりません。いつもは耳で聞きながら記録するのですが、今回は耳が働かない……。それが大変でした。講義、パネルディスカッションのグラフィックも初めて。さらに、教育というカテゴリーの聞きなれない単語たち……。この日程、英語をちゃんと勉強すればよかったと思った日はありません。Oasisのライブ以来かな……。
なかなかうまく描けなかったなぁと、ひっそりと落ち込んでいるところ、参加者のみなさんはグラフィック・レコーディングをスマホで撮っては、声をかけてくれました。やってみたい、取り入れてみたいという方がいらっしゃって、うれしくなりました。そして、グラフィック・レコーディングが持っている可能性を改めて実感しました。
でも自分の中では、やっぱりうまく描けなくてひとしきり凹みました。兄からは、「それでこそオレの妹だ!」とネクラ認定をもらいました……。
グラフィック・レコーディングで振り返る『IBフォーラム in 大阪』
再び、熊谷優一です。さて、ここから当日行われたフォーラムの模様を妹が描いたグラフィック・レコーディングを通して振り返りたいと思います。時系列でお送りします。
最後に
このフォーラムを通して『手段が目的になっていないか』を問いかけたいと思って計画しました。国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)にしても、ICTにしても、それ自体が目的ではありません。何かを実現するために取られる手段です。
IBは物事を批判的に捉え、それぞれに正しさがあると多様性を認めています。こういったイベントでIB礼賛に終始するのではなく、それに携わる者として、異なった視点を提示することで信じてもらえるのではないかと考えました。
そして、ICTが全てを解決するわけではないということも考えてみたかったんですね。当日のスライドはQRコードで参加者全員が手元で閲覧できるようにし、会の最中にネット上で質問を受け付けました。すべてを紹介することはできませんでしたが、寄せられた質問をパネリストに投げかけたりリアルタイムでパネルディスカッションに反映したりしました。
一方、グラフィック・レコーディングはアナログな方法で記録することにしました。終わってから、妹が囲まれて質問されていたのを見ると、この方法は感情に訴える何かがあるようです。
当日、忙しい時間を縫ってお話しいただいたみなさん、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。