ネクラ同盟

みなさん、はじめまして。古井愛(ふるいのぞみ)と申します。立命館アジア太平洋大学の二年生で、当ブログを主宰するクマユウと(私が勝手に)ネクラ同盟を組んでいます。

私は2016年に筑坂を卒業しましたが、実は私、三年間ではなく、四年間もJK(女子高校生)をしました。その内一年間はインドネシアです。今回はちょっと変わった高校生活を送ることになった私の転機のお話をさせていただきます。

みなさんのComfort zoneはどこですか?

人は、自分の決まった領域から抜け出すことは簡単ではありません。快適な空間や領域は生きやすいし、居心地がいいものです。ですが、当時普通の高校生活を送っていた私は変化や刺激を求めていました。そんな私が自分のComfort zoneを抜け出すんだ!と決意したのには3つの理由があります。

1.日常に飽きた
2.変化も成長もない自分に嫌気がさした
3.新しい世界(zone)との出会い

中学校生活の全てをバスケットボールに捧げた私は、その反動で「普通の生活」を求め、楽しい高校生活を送っていました。食事制限や携帯の制限がない生活。部活後には友達とご飯を食べたり、彼氏なんか作ってディズニーランドにも行っちゃう生活。私は、全力で私が思い描いていた「自由」を満喫していました。

しかーし!高校2年生の時、そんな生活にも飽きて、嫌気がさしてきました。成長していない自分、何も変わっていない自分に。楽しいけれど、何か物足りない。きっと、中学生の頃の自分と比較していたんだと思います。目標に向かって一所懸命だった中学時代。高校生の自分は何をやっているのだろうと。何か打ち込めるものを私は欲していました。

新たなZoneとの遭遇

そんな私に転機が訪れたのは、修学旅行先(校外学習)を決める時でした。当時の筑坂は、オーストラリア、台湾、インドネシアの三ヶ国からそれぞれが行きたい国を選ぶというスタイルでした。私は漠然とグレートバリアリーフで泳ぎたいなぁ〜と思っていました。

しかーし!インドネシア担当の先生が話す「インドネシア共和国」に衝撃を受けました。インドネシアとインドの違いもよくわからなかった私は、ただ単に「面白そう!」と食いつきました。この単純さが後々の私の人生を狂わせていきます(良い意味で)。

そして、高校二年生の12月、高層ビルやモールが勢いよく立ち並ぶジャカルタを通りすぎて、雨の多い町Bogor(ボゴール)にインドネシア校外学習選択者10人が降り立ちました。

インドネシアに留学する

初めての海外で、日本とは違うインドネシアの景色や匂いなど全てが新体験で、ワクワク、ドキドキしていたのを今でも覚えています。楽しい体験だけでなく、言葉では表せない、衝撃や事実も目の当たりにしました。帰国後も、モヤモヤが消えなかった私は考えました。もっとインドネシアを知りたいし、ホームステイでお世話になった家族、Ainna(私の初めてできた外国人の友達)と話がしたい。インドネシアで勉強する!と、留学を決めました。

私は、修学旅行の行き先選択でお分かりの通り、直感で物事を決めるタイプです。その時の考えや感情と真剣に向き合って選択しているつもりです。その分、非効率だったり、失敗する事も本当に多いです。無計画な性格が炸裂して、周りの人に迷惑をかけたり、色々な事も言われて悲しくなったり、ムカつく事もしょっちゅうあります。

が、それは時に原動力に変わります。ひとつはっきり言えることは、私は一年回り道をしたかもしれないけれど、高校の時にインドネシアに留学してよかったということです。その選択に後悔はありません。だって私の人生を豊かにしてくれましたから。本当に良い経験ができたと思っています。

最後に

クマユウはよく言います。『自分の限界を自分で決めるのは、間違っている。何かを実行に移す前に、「自分には無理」、「自分はできない」なんて口にするな』と。やってみたらきるかもしれない。失敗しても、その後の自分にとって大事な何かに気づくかもしれない。

私は世界の縮図と言われる「APU(Ritsumeikan Asia Pacific University)」に進学しました。日々挑戦の連続です。うまくいかないこともあります。木っ端微塵にボロボロになる時もあります。そんな時、家族や友人たちと会ったり、話したりすると、私にとって居心地いい場所はここなんだなと再確認することができます。当たり前に会えなくなった今、彼らの存在を心から有難いと感じ、また頑張ろうって思えます。

読んでくださったみなさんが、自分自身のComfort zoneと向き合い、「とにかく一歩踏み出してみよう!」と考えてくれたら嬉しいです。中高生のみなさん、たくさんもがいて、自分を磨いてください。私も、まだまだ自分磨きの最中です。何歳になっても、Comfort zoneを抜け出して、新しい世界に飛び込もうとする大人でありたいと思いつつ、今日はこの辺で失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。