みなさん、こんにちは!高校2年生でIBコースに所属しているデレールバ・レイです。最近、3回目緊急事態宣言が発令されましたね。「また自粛生活かよ」と飽き飽きしている人もいると思います。そんな時は、このブログを読んで気分転換してみてはどうでしょうか。
「いやいや、その繋げ方は無理がありすぎるだろ」って思った人は正直に手を挙げてください。大丈夫です、怒りません。という冗談は置いといて早速いってみましょう。どうか最後まで読んでくださると幸いです。
IBについて書く前に、自分がどういった人なのかを紹介させてください。小中高校で「学ぶ」という行為を経験してきた中で、僕に共通している部分は「運動」です。小学校の頃は家に帰ったらまずランドセルを置いて、外で友達と毎日遊んでいました。
中学生になってからはサッカー部に入り、3年間懸命に励み、スポーツには楽しさと厳しさの葛藤がある事を学びました。高校生になってからも、休日や放課後にサッカーをしています。結局、何が言いたいかというと、僕は運動することが大好きな高校生だということです(笑)。
僕のコナトゥス
このプロジェクトに参加した動機について少しだけ説明させてください。僕は自分について「新たな発見」をしたくて現役IB生が集まるこのプロジェクトに参加することにしました。
振り返ってみると、僕は何か自主的に参加するという行為を避けてきました。中学校などの委員会、生徒が立ち上げてたプログラム、地元の団体の活動、ほとんど参加してこなかったです。参加したものでも、友達に誘われたから仕方なくといった感じでした。
単にめんどくさかったからです(笑)。
しかし、IBというコースに出会って変わりました。中学生の時、中学校の担任に国際バカロレアのプログラムがある学校を勧められて、今の学校の体験授業を受けに行きました。そしたら刺激的で、新たな発見だらけでびっくりでした。
その体験授業では、熊谷先生も授業をしていました。授業というか、熊谷先生から出されるお題に対してそれぞれに考えて、何人かが発表するといったワークショップでした。その時、熊谷先生から「君、発表してもらうね」と言われたのをよく覚えています。すごく緊張しました。
すごく緊張しましたが、話しながら、自分が頭で考えたことを言語化できる範囲は限られていることに気づかされました。そして、他の人の発言を聞いて、自分にはないその発想力の豊かさに心底驚かされつつ、僕はこういった学び方を通して、もう次の「新たな発見」を求めてIBに興味を持つようになりました。
そう、IBってなんていうか、学んでいるうちにどんどん気づくんです。自分について。そしてもっと気づきたくなるんです。
このプロジェクトへの参加はその延長線上にあります。
「本当にやってみないとわからない」と僕はいつも思って生きています。
存在するとは?
このプロジェクトに参加している全国のIB生は毎月一回オンラインで集まって、あれこれ情報交換する場が設けられています。自己紹介がスムーズにいくようにと、第一回は熊谷先生から「あなたの家から学校に通う通学路にないものはなんですか?最大3つまで上げてください。」というお題が出ていました。
僕は「ディズニーランド・洞窟・余裕」と自分は選びました。まず、絶対に通学路にないものを考えた時に固有名詞が最強だなと思いディズニーランドと答えました。
次に、「一度も行ったことのない場所=通学路にないもの」と考えました。思い浮かんだのが「洞窟」です。それがパッと出てきたときは、自分でもさすがに「精神的に大丈夫か、おい!」と思いましたね(笑)。
次に、通学路の自分の心理的な部分に目を通した時に、毎朝「余裕」がないことに気づきました。次に他の参加者の答えで「海」とあり、そのときにどこまでが通学路にないと言えるかという議論をしていて考えさせられました。
他のIB生の話を聞きながら、僕は、「例えば通学中にディズニーランドのテーマソングが流れていたら通学路にはディズニーランドはあるのか」とか、「目からの情報と耳からの情報とでは通学路にないものの定義は変わるのか」みたいなことを考えていました。
僕がIBDPを志した理由
理由はシンプルです。世界に出たかったからです。学校の説明会でIBの説明があった際に印象的だったのは「IB資格は世界共通である」ということです。だから「その資格を使ったら海外どこでもいけるんじゃね?」という考え、IBDPを志望しました。
IBはすごくハードということは言われていました。自分はそのぐらいの方が刺激的でおもしろい人生が送れそうだなと安易に思っていました。しかし、実際にIBコースに入ると本当に本当にハードだなと日々感じています(笑)。でも辛さより新たな発見の方が多いため本当に入って良かったなと思っています。
現在、選択している科目は、HLが Math:Analysis and Approaches、Chemistry、English Bで、SLが言語と文学、歴史、生物です。
国語は中学生の頃から大の苦手でしたが、言語と文学ではそこまでの苦手意識はありません。IBの国語では分析力が求められるんですが、その分析力は他の教科で鍛えられたりすることができるため、案外何とかなります。しかし、表現力の部分はまだまだです。相手に物事を伝える時に使う「単語」や「フレーズ」を増やす必要性があります。
育ったスキルは歴史の授業で培われた「議論する力」ですね。中学校では教科書でいつ、何が、誰によって起きたのかなどの過去の事実を暗記するというスタイルでした。それは高校受験のスタイルがそのようなものであったから仕方ないのかなと思っています。しかし、IB歴史では、過去の事実を用いて問いに対して議論するため、議論する力が鍛えられました。
IBDPに興味を持っている皆さんへ
僕は学ぶことの大切さを知ることができるのが国際バカロレアだと思っています。もし今、皆さんのそのIBに対する興味を持っているなら、その「熱」はIBコースに入った後はヒートアップし続けます。
その熱意で自分に合った「学び」を見つけることができることを心から祈っています。他人と比べて、劣等感を感じて、自分が嫌になる。それで、他人に似せようとし、自分が消えてゆく。そうではなく、自分は自分のやり方、他人は他人のやり方とキッパリは分けることが人生はもっと楽しくなりそうだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。