現役IBDP生のみなさん、こんにちは。熊谷優一です。当ブログ(チノメザメ)でみなさんが学んでいることを発信してみませんか?
国内外に国際バカロレアについてもっと知りたいというニーズがあります。驚きでしょう?このブログは相当数、アジア、北南米、ヨーロッパ在住の日本人の保護者のみなさんにも読まれています。時々メールをいただきますが、子どもを現地のIB校に通わせているけれども、親が必ずしもIBの複雑なシステムを理解し切るまでの英語力があるわけではないから、日本語での発信は助かっているというのです。
確かにIBという教育プログラムについては様々なサイトで話題になってきていますが、システムの説明の粋を出ていません。例えば、文部科学省やIB機構が学校向けにイベントをやっていますね。でも親や学習者のニーズに答えているものではありません。
先日、オンラインのイベントでお話したんですが、その後、システムの話ではなくて、何をどう勉強していて、評価されて、何に苦労して、どう乗り越えて、何にやりがいを感じ、何を得たのかということをもっと知りたいと訴えるメールを多数いただきました。
IBに興味を持っている学習者や保護者、実際に指導に当たる先生達のニーズに応えることで貢献できることがあります。そしてその活動のCASアドバイザーに私を指名してもらえれば、その活動を認定します。文書作成の際には助言もしますし、みなさんが大学進学のための書類には当ブログでの投稿をまとめたリンクをポートフォリオとしてデジタルで提出することができます。
英語と日本語によるデュアルランゲージDPは世界でもまた200人くらいしか卒業生を輩出していませんから、特に国外の大学に応募する際には、この活動の意義は余計に伝わると思います。
日本では授業料が高額なインターナショナルスクールや私立の学校だけでなく、公立の授業料で国際バカロレアの教育プログラムが受けられるようになってきています。今月末で退職しますが、私がこれまでIBコーディネーターを務めた大阪市立水都国際高校は、教材費や最終試験代は別途かかるものの、授業料は家計によっては免除される可能性もあります。5,000校を超える学校で行われている世界水準の学びを地元の学校で受けることができるなんて、夢のようではありませんか。
その希望をただの可能性ではなく、現実なものにしていくために、どんな準備や知識、学習スキルがあればいいのか、みなさんの経験からこれからIBを始める全国津々浦々の小中学生に伝えてほしいのです。大人の私が伝えるのではやっぱり限界があります。みなさんだから語れることに意味があるのです。
この活動はCAS活動の一環としてみなさんに呼びかけるもので、原稿料を渡すことができません。あくまでも、Creativity(創造性)とService(奉仕)をメインとした活動になります。CASの7つの学習成果のうち、みなさんはどの項目がこの活動としてふさわしいと思いますか?この辺はオンラインミーティングで話しましょう。
1. 自分の強みを認識し、成長できる部分を伸ばす。
2. 新たな挑戦をし、その工程で新たなスキルを伸ばす。
3. 自らCAS活動を計画し、実行する。
4. 責任感を持ち、根気よく活動を遂行する。
5. 他人と協力して行うことに利点を見出し、スキルを発揮する。
6. 地球規模における重要な課題に取り組む。
7. 活動における倫理的な意味を考え、行う
現役IBDP生のみなさん、ぜひみなさんの言葉でみなさんの学びを語ってください。国内外でIBDPを学ぶみなさんの声を多くの人が待ち望んでいます。募集は4月10日までとします。4月末にミーティングを行って、打ち合わせていきましょう。
なお、参加を希望するみなさんは以下のリンクから、名前、本人のメールアドレスを各入力欄に、学校、学年をお問い合わせ内容欄に明記の上、ご連絡ください。これから一緒に面白いことをするのを楽しみにしています。