あけましておめでとうございます。熊谷優一です。2021年もナレッジキャラバンが運営する当ブログ「チノメザメ~21世紀を学ぶ君へ~」をどうぞよろしくおねがいします。
昨年は私たちにとって思考錯誤の1年でしたが、いよいよ活動を本格始動したいと考えています。今日はそのことについて書いていこうと思います。
活動を休止した理由
私たちがナレッジキャラバンの活動休止し、ブログを3日に1回から不定期更新にすることを発表したのは昨年12月のことでした。そこから1年、活動を本格的に始動するタイミングは何度かあったのですが、コロナウイルス感染拡大の影響による、予定していたすべてのイベントを中止せざるを得ない状況になりました。
活動休止の期間も、私たちが目指すことがブレることはありませんでした。しかしそれをどのように実現していくかについては、熟考に熟考を重ねました。なぜなら活動休止する前の失敗を繰り返したくなかったからです。
私たちの活動が知られるにつれて、私たちが意図しないことに巻き込まれることがありました。決定的だったのは、詐欺まがいのことに私たちの名前が使われたことでした。また、活動に賛同してくださることは嬉しいのですが、期待が膨らみ、私たちの実体以上のことを求めたり、私たちの言動に対して私たちらしくないと断じられることもありました。
ここで一回、歩みを止め、もう一度地盤を固めないと、私たちが目指していたことが歪んでしまうと思ったのです。
機会を作る
私はコーディネーターとして、2つの国公立の学校の国際バカロレア認定を主導しました。国際バカロレア機構のプロジェクトにも多数参加しています。日本の学校教育と国際バカロレアの文脈をどちらも知っているからこそ伝えられることがあるはずです。
私が教育者として目指していることは以下の記事で詳しく書いています。せっかく政府が日本の公教育にIBを導入すると決めたのですから、できるだけ多くの日本の子供たちに、その学びに挑戦する機会を提供することです。もうひとつは、IBというフィルターを通して日本の学校教育の実践を見直し、それをグローバル化することです。
ナレッジキャラバンの共同運営している松岡は、「知らないで選ばないことと、知っていて選ばないことは全く意味が違う」と話します。今、なぜ日本の公教育に国際バカロレアというヨーロッパ由来の教育プログラムが導入されなければいけないのか。それを議論することを通して、様々な特性を持つ個々人の子どもたちによりよい学習を提供することができるようになっていくのではないでしょうか。私たちはその機会を作っていきたいと考えています。
新たな歩み
これから私たちが始めようと思っていることがあります。メールマガジン、IB認定に関わる情報をまとめたnoteでの発信、そしてオンラインとオフラインのイベントです。4月から順に始めていきたいと思っています。
IBの仕事を様々引き受けているとブログでは書けないこともたくさん出てきたのも事実です。また、学校教育という観点から、学習者、指導者、そして保護者向けの情報をメールマガジンで発信したいとい考えています。IB認定についてはかなり技術的なこともあるので、その情報に特化したことをnoteで。イベントはオフラインでこれまで行ってきましたが、より多くの人がアクセスできるようなオンラインイベントも企画していきたいと思います。
これらのことを実現するに当たり、私たちの課題となっていたのはお金でした。当ブログでは40人を超える方々に実名で投稿いただきましたが、みなさんボランティアです。でも、みなさんの知見は非常に価値あるものです。少しでもお支払いしたい。そして、より多くの方々に知識や経験を共有していただきたいと思っています。そのことがより豊かな議論につながると革新しています。
最後に
というわけで、引き続き当ブログは無料でみなさんに読んでいただきたいのですが、メールマガジン、note、イベントは有料で行っていきたいと考えています。また、広告や企業および個人協賛も募集します。詳しくは後日改めて、お知らせいたします。
私たちの活動を応援してくださるアンバサダーのみなさんとともに、この輪を広げていければと思っています。これからもナレッジキャラバンの活動、どうぞよろしくお願いします。
次回は1月5日のリリースです。どうぞお楽しみに。