真冬の13月

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今日は3ヶ月に一度の息抜き。国際バカロレアとは全く関係のない私と私のばあさんとのエピソードです。

あれは高校受験を目前に控えたある冬の日でした。

朝目覚めたら

朝目が覚めると、私の部屋が燃えていました。部屋が炎に包まれているところを見たことがなかったので、私は状況を把握できず、しばらく固まっていたと思います。「バチバチッ」と炎が燃え広がっていく音でようやく目覚めた私は、「まずい!怒られる!!」と思って慌てました。

寒さに弱い私は毎朝その日に着るものを電気ストーブであぶっていたのですが、その最中に二度寝してしまい、その間に火が出て、長袖Tシャツからじゅうたんに火が移り、そして私のベッドを囲むように炎が燃え広がったようです。

これはまずい!家族に知られたら今まで怒られてきた種類とは全く比べ物にならない類の怒られ方をされるに違いないと踏んだ私は、秘密裏に一人で何とか解決しようと試みました。

状況は悪化する

燃えている服はとりあえずステンレス製のごみ箱に入れよう。そうすればこれ以上燃え広がらない。その間にじゅうたんの火を消そう!

タオルを使ってじゅうたんの火が消えていくのを安心しながら、これで何とかなると思った瞬間、ごみ箱から火柱が立ちます。ごみ箱の中の紙屑に服の火が移り、天井を焦がすことに。

何でごみ箱に入れる前に服の火を消さなかったんだ!というのは後の祭り。今度はごみ箱の火を何とかせねばなりません。そして外に雪が降っていたことを思い出し、私は部屋の窓を開け、ごみ箱に雪を入れて火を消そうと試みました。

そしたら凄い風!炎は水平方向にビックリするくらい長く流れていきます。私が「終わった」と声を上げるのと同時に、階下からばあさんの声が。

「おい、何やってんだ!くせーぞ!」

何か不穏な空気を察したばあさんがドカドカと階段を上ってきて、私の部屋を開けるやいなら、一瞬で状況を把握し、ひとまず「馬鹿この!」と私をグーで殴った後、ばあさんは自らの手のひらですべての炎を握り消しました。

敗北宣言

「あち、あちっ」と言いながら、ばあさんはそれは手際よく、片っ端から火を握り消していきます。「この人には一生かかっても敵わないんだろうなぁ」私は空を見るばかりでした。

そのあとはみなさんのご想像通りです。今回ばかりは反論ができない。悪いのは電気ストーブに服をかけたまま二度寝した私。大事に至らなかったよかったものの、まかり間違えば家は全焼。隣近所にも飛び火した可能性もあった訳ですから、怒られる覚悟はしていました。

その後どんなに寒い日でも、私の部屋では全ての暖房器具の使用は禁止されました。冬の気仙沼。結構寒いんです。部屋の観葉植物が凍ってしまうほどに。風通しがいい家だったということもありますけど。

この話はあっという間に親戚中に広まりました。ばあさんもいいネタをゲットしたと思ったのでしょう。ちょっとした捕り物のような筋立てで、うまい具合にばあさんの武勇伝に仕立てられていました。私は「うっかり八兵衛」だのなんだの、しばらく散々に言われましたが、中でも「ぬぅ」と思ったのは親戚の家に行ったときに、「優ちゃんが来てるから」ってストーブを消されたことです。

自ら火を起こしたりしません!あれは誤って火が出てしまったのです!

って言ったところで何の解決にもならないことを経験上知っていました。だって、ばあさんの一味はばあさんと同種の人たちですから。

最後に

こんな風に、どう転んでも私はいじられる星の下で生まれ育ち、また恰好のイジリ甲斐がありネタを提供するあまり、私は彼らの誰一人としてギャフンと言わせることができませんでした。彼らの言葉もまた強いし、上手いし、だから必死になって本を読んで言葉を覚えていつか口で勝ってやろうって言うのが私の子供の頃のモチベーションだったように思います。

待てよ!1人だけいた!

私が唯一勝てた(?)人が1人だけいました。そうそう、あのおじさんがいます。というわけで、次の「13月」なエピソードでは私をイジろうとして、まんまと純粋な幼きクマユウにしてやられた親戚のおじさんの話を書きたいと思います。

このブログの目的は「国際バカロレア」という教育の普及であることをみなさん忘れないでください。

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