みなさん、こんにちは。熊谷優一です。GWも終わっちゃいましたね。教員にGWという概念はないと思いますが…
当ブログ(今からIBをはじめる君へ)は2017年2月25日にプレビューオープンし、同年4月1日に公式オープンしました。これまで予想を超えるたくさんの方に読んでいただいているようで感激しています。
新しいことを始めるときには、イロイロありますよね。それを察して、時々励ましのメールをいただいたり、方々で「読んでいるよ」と声をかけていただいたりしています。本当にありがとうございます。ひとつひとつが、励みになります。
今日はいただいた励ましやフィードバックを紹介させていただきたいと思います。
とあるお母さんから
国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)に係る情報をネットサーフィンしていたところ、御ブログに出会いました。
取り上げるテーマが専門的でありながらも例題や語彙が平易で読み解きやすい。推敲のご苦労やそれを超越した熱意が伺え、ハート掴まれました(笑)。熊谷先生をはじめ執筆者の皆様の益々のご活躍を祈念いたすと共に、今後の投稿を楽しみにいたしております。
教育なんて十人十色。「最も善な方法」なんかありゃしないんです(「どれも最善」ですよね!)。どうか、ご自分の考えに従い、堂々と、信念を貫いていらしてください!
子どもの脳って、大人が思うほどデリケートではないと私は思っています。最近の教育は、意味を与えようとしたり、その場で発信させて、即「成果」を出そうとしすぎているように感じることがあります。それは大人の都合ではないかと。子供たちは、いろいろな事柄をわからないままにとりあえず「運動の一部」として吸い込み、後から咀嚼し、肉付けし、自分の理解に落としていきます。学習の結果が目に見えるようになるまでには相当な時間がかかるものではないでしょうか。熊谷先生がEnglish Caravanでディスカッションができるまでには結構時間がかかったと書いていらっしゃいましたが、すぐすぐ結果を求めない待つ姿勢というのも大切だと思います。
それから、画家池田学氏の記事の件。私も先日彼に関する書籍に出会い、吸い込まれました。代々東京の生まれですが、なぜか気仙沼や南三陸の方々と幾重ものご縁があります。いろいろあって、著書に出会い、作品に触れたい、触れるべきか、悶々としていたのですが、はからずも先生の投稿を目にすることに。来月、金沢に足を向けることを決めました(東京は混みそうです)。背中を押していただきました。ありがとうございました。
生徒の投稿について
宮城の先生より
生徒さんたちの文章に感心しました。学びの成果ですよね。できあがった感がないのがまたいい。IBを導入すると、どんな生徒が育つのかイメージがつかめました。この手法を応用すれば日本の普通教育でもできないわけではないと思います。
IB認定校の先生より
TOK(Theory of Knowledge:知の理論)の本を読んでも全然入ってこないんですよね。授業で教えようと思っているのですが、TOKの「知の領域」のいちいちの用語だったり、「知識の枠組み」は何のこっちゃだし、説明するだけでえらい時間がかかってしまう。自分でもうまく説明しきれていないことを感じています。でも、English Caravanでやっているように、「知の理論」って言わずに、何か身近なトピックでっディスカッションさせたのちに、「知の理論」に当てはめて考えてみると、もしかしたらすんなり入ってくるかもと思いました。
阿部富子先生から
毎回ブログを拝見しています。クマユウと松岡氏の想いがしっかり伝わってきますよ。そこに、私も入っていると思うと、「いいんだべが~」と思いつつも、ワクワク感の方が上回っているっていうのが本音です(笑)。
昔、本吉響の生徒たちが、「オレ等どうせ響だし」って、「どうせ」でがんじがらめだったのを何とかしようって先生たちは頑張っていましたよね。あの時の経験がクマユウの中にしっかり息づいているのを感じます。みんなが見逃すような小さくて弱っちいコトやモノも拾い上げては、磨き、本来の輝きに気づかせるの上手だよね。
TOKについて読んでいると、私の脳が活性化します。私もトレーニングされている気分。でも、正解のない問いは逆に苦しくなるものですね。うまく言語化できないことだらけです。生徒たちはトレーニングされた結果なんだよね。アイディアは沸くように出てくるもんね。でも、最初からできたわではなくて、繰り返していくうちに、できるようになったのでしょう。一方通行ではない、対話しながら学ぶのは楽しいのが伝わってきます。
そういえば、「チノメザメ」ってカタカナで書かれたブログのタイトルを見て、最初サメの一種かと思いました。「知の目覚め」ね。ブログを読みながら、私にも「チノメザメ」は訪れているのを感じます。そのうち、たどりたどって、誰かに「チノメザメ」をデザインさせて、トレードマークにでもするつもりなんでしょう?
「ふるさとの子供たちへ vol.1、vol.2」でクマユウがここまで自己開示するなんて、あなたを知っている人はみんなびっくりするでしょうね。苦労して手に入れた情報を惜しげもなく共有していただきありがとうございます。
PS ラオスの生徒たちと写真に写っているクマユウのネクタイに、歯磨き粉がべったりついていたことを知っている人いないよね。しかもその時、クマユウは気づいていないという。さすが、「13月!」
最後に
メッセージをいただいたみなさん、本当にありがとうございました。当ブログには問い合わせフォームがあります。これからもそちらに質問だったり、感想だったり、みなさんの声を届けていただけたら嬉しいです。
私が今回みなさんに伝えたいのは、「応援していただきありがとうございます」ということです。IBの専門家のみなさんからすると、このブログで書かれていることはほんの入り口で、浅いことは承知しています。でも、日本の教育におけるIB教育は始まったばかりです。多くの人は知りません。だからまず、必要なことは、広めていくことだと思って、このブログを始めました。そして、少しずつ、少しずつ、認知度をあげていけるように、情報発信していきたいと思います。
様々な人たちに支えられて、このブログを運営することができています。改めて、心から感謝申し上げます。今後とも応援、よろしくお願いします。
お別れの曲は、ベット・ミドラーで「Wind Beneath My Wings」です。いつも支えてくれる誰かの存在に感謝しつつ。では、またお会いしましょう。読んでいただきありがとうございました。