こんな風に学びたかった!

今からIBを始める君へ -

みなさん、こんにちは! 現役 IB 生の岩崎永光里と申します。熊谷先生のブログに登場するのは初めてで、とても緊張していますが、IBに対する率直な意見を伝えられたらなぁと思います。どうぞよろしくお願い致します。

私は現在、高校三年生で、IBDPは2年目です。IBの最終試験が11月にあるので、日々課題に追われています(笑)。そんな日々から逃げたいときは、猫と遊んだり、育てている植物を観察したりと…色々な趣味でストレスを発散しています。また、私は人とコミュニケーションを取る事が好きで、自身のアイデンティティーでもあります。

そんなわけで、私は今回、日本国内での IB 生との交流を深めたいと思い、このプロジェクトに参加させていただきました。以前は、SNS を通じて、海外の IB 生と交流した事はあったのですが、日本語 DP に関する情報をあまり入手できないこともあり、とても情報を得るのに苦労をしました。なので、私が1年間弱IBをやってきて得ることのできたIBの詳しい情報を、発信できたらなと思います。

自分が求めていた理想の教育

なぜ私がIBDPを取ろうと思ったのか?それは、もちろん昔から英語や海外の文化が好きだったという事もありますが、私は、ただただは運が良かっただけなんです。まあ、今思えばですが、私が中学生 3 年生で進路選択で悩んでいた時、現在通っている高校に行こうとは思ってませんでした。なぜなら、IBという海外大学進学に有利になる教育制度があるなんて、知る由もなかったからです。ですが、ある日、知人からIB教育を聞かされる事となります。

最初はIBって何だろう?と思いました。何せ、情報が少なかったので、疑心暗鬼でした。ですが、色々調べていくうちに、「自分が求めていた理想の教育だ!」ってピンと来たんですね(笑)。直感的に。というのも、昔から私は周りと同じことをするのが好きではなかったし、自分の中で物事に対して疑問をため込む傾向があったので、英語で行われる授業やデスカッションがたくさんあり、特に、科学系の教科で大学レベルの内容が学べるIBDPは私のハートを鷲掴みにしました。

要するに、私がしたかった「学び」がたまたまIBに当てはまっただけなんです。

IBという沼

今私が取っている科目はSLで言語と文学・歴史・生物、HLでChemistry・Math:Analysis and Approaches・English Bです。私は英語と日本語によるデュアルランゲージDPなので、日本語で記した科目は日本語で、英語で記した科目はすべて英語で授業を受けています。また、実際学校で行っている授業はその 6 つだけではなく、IB科目はそれに加えて知の理論(TOK)と課題論文(EE)がついてきます。

DP科目の中で、特に苦手なのは歴史とTOKですね。歴史は本当にしんどいです。なぜって、教科書が英語なのでほとんど使わないし、個人ですべて本から調べるので、いくらやっても時間が足りません。IBの評価方法としては、内部評価(Internal Assessment)と外部評価(最終試験)があるのですが、歴史の内部評価に取り組んでみて、とてもそのしんどさを実感した気がします。IB歴史における内部評価は、生徒が自由に研究したいトピックを決め、レポート形式で提出するというものなのですが、もうこれを書くのが大変!私は、完成させるのに、半年以上、何十時間もかかりました(汗)本当に、IB生はタイムマネージメントが求められているのだなと実感しましたし、これが世界に通用する教育なのか…と圧倒されました。

また、知の理論(Theory of Knowledge: TOK)という科目は「考える」ことの連続で、なんだか沼に落ちて抜け出せない状態になる感覚です。この授業で身についた能力は、物事を色々な角度から見る事です。TOKでは、「人はどの様に世界や物事を認知するのか?」という事がキークエスチョンになってきます。なので、その授業を通して周りのことに対し敏感になりました。

そんなこんなで、IBの苦しさを実感した私ですが、内心ちょっぴり嬉しいんですよね(笑)なんだかIBで勉強している全てのことが自身の将来に役立つような気がして。だから、IBに入ってよかったと思います。

<これからIBを始める君へ>

「IBには高い英語能力が求められているから…」とあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。確かに英語ができることが前提ではあるのですが、私は昔から英会話スクールに通っていたわけでもないし、留学に行った事もありません。英語をちゃんと勉強したのは中学の授業からでした。そのため、本当にリスニングは全然だめだったのですが、半年間、自力で何とかして、CEFRを2段階あげることができました。

なので、小学校・中学校の頃から焦る必要はありませんし、自分がどういう事に興味があって将来どのような事をしたいのかを考える方が大切です(考えてみると言っても、選択肢が多すぎるとそれはそれで大変だから、どういうことに興味がなくて、どのような事をしたくないかを考えてみてもいいかもと熊谷先生は言っていました)!

その方が、自分がどのような「学び」を求めているのかを明確にすることができるし、自身の夢や目標を達成するまでの道のりを短縮することができると思いますよ。