認定申請過程のIBコーディネーターはどのタイミングで、どの科目で指導する先生たちをIBの公式ワークショップに送るかしっかり計画しておかなければいけません。
また、IBワークショップの申込登録も英語で表記されているので、英語に自信がない先生方にはガイダンスが必要です。そんな先生方のために、わかりやすく申し込みができるよう、今回のエントリーは申込方法について日本語で解説したいと思います。新しくコーディネーターになられた先生方には、このエントリーのURLをコピーして、校内の先生に送りさえすればいいように書いてみました。活用いただけたら幸いです。
日本で行われるIBワークショップ
前回のエントリーでも取り上げましたが、2018年日本で開催されるIBの公式ワークショップは、PYP、MYP、DP合わせて、8月に東京、仙台、9月に東京、横浜、で延べ54のワークショップが開催される予定です。その中で日本語で開催されるのは以下の通りです。
8月1日~3日@東京学芸大学附属国際中等学校(DPカテゴリー1)
History, Music, Physics, Chemistry, Biology, Math SL, Math HL, Japanese B, Japanese A: literature, Japanese A: Literature, Administrator, TOK, DP Coordination, CAS, Visual Art, Japanese ab |
8月23日~25日@仙台育英学園高校(MYPカテゴリー2)
Art, Design, Individual and societies, Language and literature, Language acquisition, Math, PHE, Science |
DPのEnglish Bカテゴリー1のワークショップは、もちろん英語で行われるのですが、今年はラインナップに入っていません。でも、今年からガイドラインが新しくなったので、認定申請中の学校にとっては海外のワークショップに先生を送らないといけません。またお金がかかりますね…。
アジアでEnglish Bカテゴリー1のワークショップは10月にジャカルタ、11月にムンバイで開催されるようです。2019年3月にはバンコクでも開催されるようです。
IBワークショップ申し込み方法
まずは、こちらのIBワークショップのHPで、どのようなワークショップが、いつ、どこで行われるのかを検索します。便宜上、DPのカテゴリー1のワークショップで日本語で開催されるものに絞ってみますね。
1. 「Programme」をDiploma Programmeにチェック
2. 「Event Type」をFace to Faceにチェック
3. 「Workshop category」を1にチェック
4. 「IB Region」はIB Asia Pacificにチェック
5. 「Country/territory」はJapanにチェック
6. 「Language of delivery」はJapaneseを選択
7. オレンジに白抜きの「Search」を選択
すると日本で、日本語で行われるIB科目のワークショップ一覧が確認できます。ここではディプロマプログラム(DP)を取り上げますが、PYPやMYPのワークショップを受けられる先生方は1.の「Programme」をPrimary Year Programme、もしくはMiddle Year Programmeにチェックを入れれば、該当するワークショップが出てきます。
申込手順その1
さて、では申込手順に進みましょう。
1. まずはリストの中からDate(期日)とLocation(場所)を確認し、受講を希望する科目名をクリックします。
2. 次のページの右側に白抜きで「Register for event」と書かれているところがあります。そこをクリックします。
3. 次のページは読まずに、ただ白抜きの「REGISTER NOW!」をクリックします。
4. いよいよ必要事項を記入し、白抜きの「NEXT►」をクリックします。記入するのは、上から順に以下の通りです。
Attendee First Name | 名前 |
Attendee Last Name | 苗字 |
Attendee Email Address | メールアドレス |
Re-enter Attendee Email Address | もう一回メールアドレス |
Registration Option | Participantを選択 |
Registration as | 関心校・候補校・認定校の先生は上に書かれているものを、それ以外の学校の先生は下に書かれているものを選択 |
5. ここまで来たら、一回ほっとしましょう。ここからちょっと面倒くさい気持ちになります。細かい情報になります。
申込手順その2
6. まずは「Personal Information」です。「Mr/Ms/Mrs/Dr/Prof/Rev/Sir」の中から1つ選択します。
7. 次に「Job Title」 です。「District coordinator/Head of school/Programme coordinator/Teacher/Others」の中から1つ選択します。
8. 続いて「Work Address」に学校の住所と電話番号を入力します。
9. 「Visa Letter Information (optional)」は記入しなくてOKです。
まだまだですよ!どんどん行きましょう。
10. 「School Information」少々ややこしい。「School Name」と「School Code」は右側の白抜きの「EDIT ANSWER」から入力し、選びます。
11. 「Coordinator First Name」にはコーディネーターの名前を、「Coordinator First Name」には苗字を記入します。
12. 「Coordinator Email Address」と「Re-Enter IB School Coordinator Email Address」にコーディネーターのメールアドレスを記入します。
13. 「Emergency Contact First Name」には緊急連絡先の人の名前を、苗字は「Emergency Contact Last Name」を記入します。
14. その人の電話番号を「Emergency Contact Phone」に、メールアドレスを「Emergency Contact Email」に入力します。
このページはもう少しです…。
15. 「Additional Information」には食事の嗜好です。特になければ「None」を、その他には「Vegetarian」や「No pork/Lard」というのもあります。該当するものを選択します。
16. 「IB Experience」にはIB教員になってからの年数を記入します。
17. 「Messaging Opt-Out」はIBワークショップの新しい情報がいらなければチェックします。私はチェックを入れています。
18. 「Send this Invitation to Other People」は無視。
19. 「Terms & Conditions」は読み飛ばしてチェックを入れておきましょう。ようやくこのページは終わりです。白抜きの「NEXT►」をクリックします。
20. 次のページで参加するワークショップを選択します。
21. そして、支払いです。クレジットカードで支払います。Visaとマスターカードが使用可能のようです。
最後に
これで申し込み手続きは完了です。あとは参加ができるかどうか、2週間程度で登録したメールアドレス及びコーディネーターに参加の可否の連絡が来るのを待ちます。
あー、しんどいですね。