ネクラトラベラー ラオス編

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探り合って 探せなかった
求めあって 虚しかった

思いかげず 巡り合う
思いがけず

日常を離れた旅の中で自分では思いもしなかったステキな人や、言葉や、心揺さぶられる経験と出会うことがあります。みなさん、こんにちは。熊谷優一です。今回は村上春樹が「ラオスに一体何があるというんですか」という本を出版しているくらい、その魅力が謎のラオスへの旅について書こうと思います。

メコン川に沈む夕陽を眺めるために一日があるのです

正直、なぜラオスに行こうとしたのか、全く覚えていません。おそらく、インドシナ半島の国はとりあえず制覇しようかくらいの気持ちで、唯一行ったことがないラオスという国を目指したんだと思います。なので、情報は皆無。だって、イメージ何にも湧きませんもん。

というわけで、「場面でよくね?」な旅をしてみようと、わりとゆったりめに日程をとって、バンコクから首都ヴィエンチャンに入り、あまりの何にもなさに世界遺産の町、ルアンパバーンに向かいました。

ちなみに、ヴィエンチャンはメコン川沿いで夕日を眺めながら、揚げた魚の練り物をつまみにビールを飲むのは最高です!その時間を過ごすためだけに一日があるといっていいでしょう。それ以外は本当に何の印象もありません。

若いお坊さんと竹の橋を渡る

ルアンパバーンもまた静かな町でして。静かに夜が明け、静かに日が暮れ、一日が終わる。しかも町そのものが小さい。大体2時間あれば隅々まで歩いて回れます。

若いお坊さん(小乗仏教の国なので、おそらく人生のどっかで出家するんだと思います)のあとをついて、雰囲気満載のメコン川の支流にかかった竹の橋を渡ってみたりするも、そろそろ飽きてきまして。政府系の旅行会社を訪ねてみることにしました。

そこでジャングルをゾウに乗って探索するというツアーを見つけたんですね。ゾウといえば、上野動物園。昔読んで涙したあの物語があったじゃないですか!ゾウはそういう記憶も相まって、親しみがにわかに芽生えてきます。乱獲されるゾウを保護するとか、そういう話も耳には聞こえてきましたが、単純にゾウちゃんに乗ってみたいという好奇心でそのツアーに申し込みました。

ゾウに乗った中年

最初は象使いの人がゾウを操り、私はかごに乗っていたのですが、試しに象乗りの人がやっているように、ゾウちゃんの首に乗りたいと言ったら、あっさり、「いいよ」ってOKが出ました。

ゾウちゃんの首はとても温かくてですね。長時間にわたり乗っているとやがて内股のあたりに汗を書いてくるわけです。ゾウ汗。そしてどんどんゾウちゃんが愛おしくなっていく。ゾウに乗ってジャングルを探索すると言っても、たかだか20~30分で「はい終了!」って言われるんだろうなと高をくくっていたのですが……山を崖をめぐり、川の深みを渡り、気がつけばずぶ濡れになっており、超本格的なジャングル探索でした。

その頃には長時間に渡り、私を首に乗せて歩き回ったゾウちゃんにすっかり心奪われ、愛しく感じるようになります。ありがとう、ゾウちゃん。人間でいうと70歳くらいのおばあさんだそうだけど……。すると、象使いのお兄さんが、「そんなにゾウが好きなら、象使いの免許を取れるコースがあるよ」って?

心揺れなかったと言われたら嘘になりますが、その免許をとってどこでどう活かすのかと自問したところ、答えが出なかったので、予定通り、翌日にチェンマイに飛びました。ただゾウ愛に目覚めた私は、チェンマイでもゾウ乗りツアーに申し込み、さんざんゾウに乗ったあと、小象のお絵かきショーを見て、感動し、小象とツーショットが取れるというので、随分散財しました。

最後に

「ラオスに一体なにがあるというのですか」という本も読んだのですが、その本の中身も全く印象にありません。結局ラオスにまつわることは、この度ではなんだかぼんやりしています。でも最高に美味しいパン屋がありました。「ル・バントン」というお店です。ルアンパバーンにもヴィエンチャンにもあります。

この次にラオスを訪れたのは、内閣府青年国際交流事業のラオス団の副団長を仰せつかった時のことです。もっと昔のような気がしていましたが、3年前のちょうどこの時期のことでした。

TOKの「知るための方法」について熊谷優一が触れています。

その時のことは鮒子田真梨子さんと田中慶太くん、そして団長の森永由紀明治大学教授にも書いてもらいましたが、ご覧いただけましたでしょうか。

次回は北畠ららさんがラオスのことを書いてくれます。私が見きれなかったラオスを彼女はどう捉えたのでしょうか。どうぞお楽しみに!

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