読者の皆様、はじめまして。大平敦尊です。私は筑波大学附属坂戸高等学校の卒業生で、現在は武蔵野美術大学に通っています。
熊谷優一先生(クマユウ)とは、3年間の高校生活の中で様々な関わりがありましたが、そのほとんどは私へのいじりであったことは今でも忘れません。
Oh, yeah!
私は高校2年の時、クマユウの授業を受けました。私は英語が大の苦手でしたが、先生の展開するその授業は私の英語に対する意識を変えてくれました。
先生が生徒を指名する際、いつも言う台詞がありました。「Oh,yeah!○○!これなにや?」このように生徒の名前を呼ぶのですが、「Oh,yeah!あっつ!これなにや?」の後に答える私の回答が毎回のように不正解だった為に、その後に先生得意のいじりが入ります。
しかしそのいじりは、私にとって嬉しいものでした。断っておきますが、決していじられることに快感を覚えるというわけではありません!失敗を笑いに変えてくれる技….そこに間違えても安心できる環境があったのです。失敗を否定するのではなく、そこに愛のあるいじりをする。それは時に、苦手意識をも無くしてしまうってことなんですが、それを含めていじってくるクマユウには何かいつも悔しい気持ちになりました。
以前私達を紹介して頂いたときにも、「授業の中でその学習者の人格を評価しない」ってクマユウは書いていましたよね。生徒が意見を表明することを躊躇なく行える空間づくり。いじりを含めたその場の作り方は、教職をとっている私も見習いたいものです。これ、本当です。
ライバル
クマユウの英語の授業を受け始めたと同時期に、クマユウは我らがテニス部の副顧問になりました。1年の頃からテニス部に遊びに来ては、私達大平兄弟がメタメタされるという日々を過ごしてきましたが、更に深い関わりになったきっかけでもあると思います。
先生としての職務を全うしながら、年齢が一回り以上違う生徒に勝つ為、テニス教室やジムに通っていたのには驚きました。1年と2年の秋のマラソン大会にも一緒に出場しましたが、いつも先にゴールするのは先生でした……。これほどの年の差がありながら、テニスでもマラソンでも勝てないといった状況には、同級生に劣るよりも危機感を感じるものがありました。正直、先生は私にとってライバルでした。
性格詐欺
高校生活でのほとんどをいじられたと文頭で書きましたが、同時に感謝もしています。そして、ただ感謝するしかない今でも記憶に鮮明な出来事が高校2年の七夕に起こったのです。
私は中学の途中からあがり症に悩まされていました。高校2年で先生に悩みを打ち明ける前のほとんどの時期に1人で抱え込み、辛かった時期があります。そんな時声をかけてくれたのがクマユウでした。
先生は私の話を聞いて、カウンセラーの方に相談できる環境を、また親にも相談できる環境を作ってくださいました。私はこの時、筑坂で先生に出会えたことに感謝しつつ、治まっていく症状も実感していきました。きっかけを作って頂いた先生には、本当に感謝しています。
それからのこと、クマユウも同行した「国際フィールドワーク」という夏休みの校外学習にて、英語を使ったグループでのプレゼンにて大いに成功(?)したことから、クマユウに「性格詐欺」というあだ名をつけられました。良い思い出です(笑)。
今では、その一連の出来事も忘れてしまうくらい緊張はなく生活を送れています。
高校卒業後の自分
クマユウとの関わりは、ありがたいことに高校卒業後も続いています。マイペースながら当ブログのキャラクターのデザインを担当させて頂いています。とても嬉しいです。テニスの大会に遅刻し、指導されても、未だにマイペースさは変わりませんが…(汗)なんとか大学生活を過ごしています。先生、ごめんなさい!!
武蔵野美術大学での生活は、思った以上に大変でした。私は空間演出デザイン学科というところでファッションとインテリアなどの空間演出について学んでいます。興味と好奇心で入学をした大学ですが、入学早々のグループワークから、教養科目の多くのレポート課題、デザイン学科では少ない教職課程の履修などのストレスにより大腸炎になったことは今でも笑えません。
精神的、肉体的な面で自分と向き合うことを大切にしてほしいです。高校とは違い、自己責任という重圧がのしかかります。大学では奨学金や単位の取得など、不慣れな環境に置かれることはわかっているようで身体はついていけないこともあります。私は身をもってその経験をしました。皆さん、健康第一ですよ。
最後に
これからは、高校で学んだファッションの分野を深めるために、2018年度武蔵野美術大学芸術祭にてファッションショーに出演する計画を立てています。宣伝です。
また、教職課程を進み、先生になることを夢見ています。先生になる責任感や技術はまだまだだと思います。しかし、私は先生のような全力で(良い意味で)ふざけることのできる教師になりたいのです。
先生は今、IBプログラムを活用した学校作りをしています。高校生活の途中から、先生はIBという新時代の教育分野を学び、今やブログを作って発信しています。
そんな活動に少しでも携わった者として、また教職を履修する者としてIBプログラムに関わっていきたいと……そう考えています。
何事も口だけで終わってしまいがちな私ですが、日々精進していきます。とりあえず、チノメザメのデザインをbrush-upします!どんなキャラクターが出来上がるか、皆さんお楽しみに!
それではまたどこかで。Oh, yeah!