あじさい通信2019

みなさん、こんにちは。熊谷優一です。折に触れて、当ブログ(チノメザメ)にメッセージを寄せていただく方々がいます。私とは面識があったり、なかったり。袖振り合うのも多生の縁というもので、ほんの一瞬お目にかかったり、お話しさせていただいたみなさんとこうして繋がり続けることができることを本当にうれしく思います。

さて、今回は茨城県から届いた「あじさい通信」というステキな題名のメールをみなさんにおすそ分けさせてください。

トヨタ社長のスピーチ

クマユウ先生、お元気ですか。大阪に梅雨がなかなか来ないのは、先生のようにお熱い方がたくさんいらっしゃるせいでしょうか。今日は最近面白かったお話2つを勝手にお知らせしま~す。

まずは、トヨタ社長の母校米・バブソン大学での卒業スピーチです。もしまだご覧になっていなければ、ユーモアたっぷり、おちゃめなスピーチをお楽しみください。

以前クマユウ先生に紹介したマレーシア留学専門会社の斉藤さんオススメは、「Don’t worry about being cool, being warm」という箇所です。人として、カッコつけるのではなくて、周りの人を包み込むようなあたたかい人になりたいと思わせてくれたそうです。

トヨタ社長が米の母校で卒業スピーチ 経営者人生を変えた“あるドーナツ”との出会いを明かす

なぜトヨタ社長スピーチはアメリカで絶賛されたのか。日本人に足りないものがそこにはあった

日本三大頑固

さて、続いては日本三大頑固についてです。

肥後もっこす
津軽じょっぱり
土佐いごっそう

たとえば、「肥後もっこす」で思い浮かぶのが、熊本出身の小林秀一さん。クマユウ先生、ご存知です?

小林秀一さんは、1973年、巨人ドラフト一位を受けたにも関わらず、それを蹴りました。それでも野球の神様、当時の巨人の川上哲治監督があきらめきれず、直々に説得しに彼を訪ねたんですね。でも、小林秀一さんの意志が変わらなかった。

彼は、恩師である指導者への憧れと使命感から、学生指導という夢を持っていました。当時は、一度プロになってしまうと学生指導が禁止されていたため、プロにはならなかったそうです。そしてその後、実際に大学野球の監督となり、無名だった大学の野球部を日本一に導きました。

そして68歳となる今も後悔がなく、これからもそう思えるよう努力するとのこと。しかも今も昔もイケメンというおまけつき。素敵な方は本当に惚れ惚れします!

もちろん生徒達から赤鬼と呼ばれているクマユウ先生もしかりです。

赤鬼先生

優れた教育者は技術を指導する。
もっと優れた教育者は相手の心に火をつける。

感化されるのは、強制はなく、相手に共感して影響を受けること。

備長炭から発せられる電磁波である遠赤外線は、その物質の分子を振動させる働きを持つ。分子が振動すると摩擦熱が発生し、これが熱源となる。人体からも微量の遠赤外線は出てきます。おそらくクマユウ先生からのは強烈なものが発出されている気がします。

それでは可愛い紫陽花の小径を楽しみつつ、ごきげんよう。

返信

「あじさい通信」楽しく拝見しました。お元気にお過ごしのようで何よりです。

いつもいつも、私が弱っているときに限って、「見てたの?」って疑うほどタイミングよく、そしてさりげなく私を励ましていただいていますね。そんな人をこの人生で得たことを、本当に幸せに思います。

ちょうど高知に行くタイミングだったので、「土佐いごっそう」を念頭に高知のみなさんとお話しさせていただきました。トヨタの社長はバブソン大学でしたか。企業家教育で有名なバブソン大学には山川恭弘先生がいらっしゃいますね。偏差値の高さではなく、忍耐力や発想力といった非認知スキルが社会的成功のカギだとおっしゃっています。

小林秀一さんのお話は、ドキッとしました。昨晩、大阪の私学の先生方と勉強会が終わった後に、灘高の先生に、「クマユウは第一線で教えるべき」とすごまれたんです。確かに私が現在勤めている学校ではほとんど授業をすることがないんですね。でも、授業をしたくてこの前、オトナを対象とした勉強会を開いたのですが、やっぱり教えることが心底楽しいって思えました。

うーん。どうにかして教えたい。ていうか、学ぶことがどんなにか楽しいことなのかを知ってほしい。それはオトナにもコドモにも、みーんなに。やっちゃおうかな、アレを。あっためてたヤツがあるんです!私が一教育者として何をしたいのか。何ができるのか。詳しくは景気がいいので7月7日のブログをご覧ください!

いつもありがとうございます。次はあざみが咲くころかな。またお待ちしています。

クマユウ