猫の手も借りたい!?IB教育

今からIBを始める君へ -

皆様はじめまして!高知県立高知国際高等学校1年の竹森と申します。

中学校から吹奏楽部に所属し、「チューバ」という大きな楽器を担当しています!趣味は「仮面ライダーシリーズ」を見ることです。今年(2021年)は仮面ライダー放送開始50周年の記念の年ですので、この場をお借りしてお祝いさせてください。おめでとうございます!

私は中学校からIBによる教育プログラムであるMYPの授業を受け始め、高1の前期である現在もMYPに取り組んでいます。DPの授業は11月からスタートするため、まだ授業の説明はできないのですが、今回は中学校の経験も交えつつIB教育について自分の考えをお話できればと思います。どうか最後までお付き合いください。

<これも何かの縁>

先日、本校の古屋先生(「チノメザメ」のブログでも大学院生のときに記事を書かれています!)からこのプロジェクトを紹介していただきました。古屋先生には中学校の時からお世話になっており、これも何かの縁、ぜひ挑戦してみたい!と考え、参加させていただきました。

そして、IBについてもっと知りたいというニーズがあることを普段の生活では実感する機会がなかったのですが、自分の経験が誰かの意思決定の助けになれば嬉しい、と思います。

私は7月からこのプロジェクトに参加したため、第1回のミーティングには参加していませんが、自己紹介のお題だった「通学路にないもの」について、おもしろそうなので考えてみようと思います。

<家についても帰りたい!?>

私の家から学校までの通学路にないものは、ズバリ「高層ビル」「境界」「出会い」です!自分は高知に住んでいるので、高層ビルがないのは「都会ではないから」ですが、朝の空気がおいしい、通学路から山が見えて落ち着く、など建物や車がないことの良さも感じています。今は新型コロナウイルスの影響により難しいかもしれませんが、いつか高知にもお越しください!

「境界」がないというのは、「学校にいても家にいても課題に追われているため、家に帰った気がしない」というところにあります。最近は、家にいてもつい「帰りたい」と言ってしまう、というのが本校のDPコース生のあるあるです。

「出会い」がないのは、そのままですね。通る人が少なく、少女漫画にあるようなロマンティックな出来事など起こりそうもない通学路ですが、そのおかげで爽やかな朝と穏やかな夜を迎えられています。

自分の回答を分析するなら、全体的に「高知らしさが出ている」かもしれません…

自分は幼少期から親の仕事の都合により各地を転々としてきたため、高知に来て驚いたことがいくつかあります。その中でも、やはり挙げられるのは「魚がおいしい」こと!高知の魚はどれも新鮮でプリプリしています。特に、私が初めて高知県に来てカツオのたたきを食べたとき、世の中にはこんなにおいしい魚があったんだ、と感動しました! 

<猫の手も借りたい>

 最初にお話したように、私の学校では今年21年の11月からDPによる授業が開始されるのですが、どのDP科目を選択するのかは既に決めています。

English B、地理、化学がSLで、文学 A、物理、Math Analysis and Approaches がHLです。私の学校は日本語によるDLDPのカリキュラムを用いているため授業の多くは日本語ですが、English B と Math AA は英語で学ぶ予定です。

私たちの学年は本校の1期生なのでDPを学んだ先輩はおらず、学校や先生方にとっても初めての取り組みが多いです。高1の前期まではMYPのカリキュラムで授業を行うのですが、1年間のカリキュラムを半年間で終わらせるため、授業のスピードも速く、課題の出る頻度も多いため、目が回るような忙しさです……猫の手も借りたい(猫アレルギーですが)。

<MYPをすすめるうちに>

ここまでIB教育の難しさ、忙しさばかり話してしまいましたが、それでも私がDPコースへの進学を決めたのは、単純に「めちゃくちゃ楽しい」からです。

私が中学校で初めてIBの存在を知ったとき、第一印象は「何それ?」でした。探究テーマの「探究」は「探求」じゃなくて「探究」だとか、概念は人間が作り出したもので実在はしていないとか、何を言われているのかさっぱりわかりませんでした。

しかし、MYPで学習を進めていくうちに、「学習っておもしろい!」と思えるようになってきました。なぜなら、IBの教育プログラムでは「教科同士のつながり」を大切にしているからです。そのため、物理で学習した原理が数学の授業で登場したり、国語で学んだ文学的な分析の視点が英語のReadingの授業で役に立ったりすると、「学びは全てつながっている」ことを実感できて、きっと勉強が楽しい、おもしろいと思えるようになると思います。また、自分が個人的に興味を持って調べたこと(新聞のスクラップや、ネットニュースの記事など)と授業で扱う内容がつながったりしたときは、本当に嬉しくなります。

<今からIBを始める君へ>

知っておいてほしいのは、IB教育では、1人で課題に取り組んだり作業をする時間が多いため、つい「学習は1人でするもの」と思ってしまいがちですが、クラスメートや先生も含め、周りにはたくさんの学習者がいます。みんな一緒に学習しているからこそ、有用な情報は交換したり、授業のテーマについてディスカッションしたり、協力して学びやすいこともIB教育の特徴だと思います。他の学習者と学びを深めるときも、「学びって楽しい」と思える瞬間の1つです。課題や課外活動の忙しさもみんな共有しているため、その忙しさすらクラスメートと励まし合って楽しめるようになるかも……

最後に1つだけアドバイスするなら、IB教育を受けるうえでは「自分で情報を手に入れる」ことが大切だということを知っておいてほしいです。自分もまだDPが始まっていないため、課外活動や最終試験のことも含め不安でいっぱいです。またIBはまだ日本ではあまり知られていないため、学校からのお知らせのような形で外部から自然と入ってくる情報が少ないということが挙げられます。IBについてのことはもちろん、IB教育を行っている学校のサイトやIB受験を実施している大学についてなど、自分でどんどん調べて情報を手に入れると、不安感が少なくなり、意思決定もしやすくなると思います!一緒に頑張りましょう。