みなさん、こんにちは。先日、第270回アナトリア学勉強のご案内をしました。40年以上に渡り、トルコはカマン・カレホユックで遺跡発掘調査をされている大村幸弘先生が「暗黒時代」について、発掘現場からお話されました。それはそれは臨場感たっぷりで、私も発掘現場にいるような気持ちになりました。今回は8月11日(木)に開催される第271回アナトリア学勉強会のお知らせします。
現在、カマン・カレホユック遺跡ではヒッタイト帝国時代の文化層を盛んに発掘調査中だそうで、当日はその発掘現場から、考古学フィールドコースの授業の一環として「考古学は必要な学問か否か」を大村幸弘先生がお話されます。。
現地の研究所では、夏休みに日本人大学・院生対象に考古学フィールドコースを2週間行っているそうです。コロナウイルス感染拡大の影響で今回は3年ぶりに行われるそう。中高生の皆さん、考古学の発掘現場で、大学生や大学院生のみなさんがどのように勉強しているか興味はありませんか?
第270回アナトリア学勉強会のご案内
日 時: 2022年8月11日(木・祝日) 午後4時半~午後5時半(日本時間)
参加方法:Zoomライブ配信
※カマン・カレホユック遺跡(トルコ共和国)からの配信となるため、ネット環境が不安定になる場合があります。途中、配信に不具合がおこる可能性もありますので、予めご了承下さいますようお願い申し上げます。
発 表:「考古学は必要な学問か否か」
「考古学の世界に入って半世紀以上が過ぎてしまいました。その間多くの考古学の発掘現場に入り調査を行ってきました。発掘調査は確かに人を夢中にさせる魔力のようなものがあります。私もその魔力に取り憑かれた一人かもしれません。遺跡で調査を行っていると、ふと疑問に思うことがあります。それは考古学が、この世にとってなくてはならない学問なのかということです。今回の勉強会では考古学に対する私の考え方をお話し出来ればと思います。」
発表者:大村幸弘(アナトリア考古学研究所)
定 員:300名(先着順)
申込要領
*アナトリア考古学研究所 ( tokyo@jiaa-kaman.org )へ電子メールにて、8月8日(月)までにお申し込みください。
*申込メールは、件名を「第271回アナトリア学勉強会」とし、
本文に ①氏名 ②所属(一般/学生 , 大学・所属団体等) ③E-MAIL ④電話番号 を入力下さい。
*お申し込みを確認後、受付完了のメール(tokyo@jiaa-kaman.org のアドレスより返信)をお送りします。
受付完了メールを以って、参加可能となります。ネット不具合等の場合もありますので、
3日経っても当研究所よりメールが届かない場合は、再度メールにてお問い合わせください。
*なお、今回はZoomライブ配信となりますのでご注意下さい。
最後に
今年はまだ、夏休みに海外に行って学ぶことは中高生にとっては簡単ではないようです。そんな時に、このようにオンランで学ぶことが可能な時代なんですよね。
Zoomライブ配信によるアナトリア学勉強会の動画の公開が始まりました。そちらも合わせてご覧ください。