秋物語~サンマのあごは黄色~

みなさん、こんにちは。熊谷優一です。季節の変わり目に茨木県から届く一通のメール。前回はあじさいが咲く頃でした。私はこのお便りにこれまで随分と励まされてきました。今日は筑波颪が吹き下りる前にいただいたメールをご紹介しますね。

茨城から熊谷にステキな定期便が届きました。

ちんぷんかんぷん

クマユウ先生、お元気ですか。今日も筑波山麓あたりからお便りします。チノメザメいつも楽しく拝見しています。ありがとうございます(ラジオのハガキまがい……)。

みなさん、はじめまして。北畠ららと申します。福島県出身で、現在は関西の私立大学の文学部4年生です。文化芸術を専攻しています。熊谷先生に声をか...
熊谷が知識ゼロで参加したIBワークショップでの惨事を語ります。

最新の北畠ららさんのラオスで私も考えた:北畠ららの場合で本当に可愛いラオス談から振り返ればヤツがいるに飛んで知りました。先生にも、衝撃レベルの「ちんぷんかんぷん」なIB体験があったこと。そして、それを真っ正直に「わからん」と言い切ったこと。

そこです!わたしたちが先生に魅かれるのは!学生も社会人もみんないつの間にか「わかったふり」をすることに慣れている。気持ち悪い。これを一刀両断にしてしまう、先生の潔さ、強さ。

きっとその時は必死すぎてそれどこじゃなく吐きそうだったのではと思いますが、それを生徒への愛ある白状にかえて、しかもみんなの歓喜を得てしまう。さすがです。私もご多分にもれず、勇気いただいちゃいました。そして、オレンジの花飾りをつけた生き生きとされた勇姿を見つけてなんだか励まされました。だから、いつもありがとうございます。

日本語は”高文脈”

高文脈文化 →「言わなくてもわかるよね?」の文化。
低文脈文化 →「言わなきゃわからないでしょ」の文化。

そもそも、高文脈言語が他にもあるってことも発見!いくつになっても、コトバを知るってほんとすごいことですね。

正常な育児は、動物園型→牧場型→サバンナ型だそうです。サバンナ育ちだった末っ子な私は、つい過去の自己願望で動物園型育児に陥りがち。いかんいかん、とたしなめる今日この頃です。

自然は最高

最近は、鈴虫の声とキジバトのポロッポーの声がさりげなくいやしてくれます。先生もこちらの野生動物たちにいやされてください。特に最後のスカンク攻撃最高です。

動物たちは本当は写真に取られたくなんかないんだよ

ちなみにタイトルは今が旬のサンマについてのお役立ち情報です。その色のものが鮮度が高いものです。機会があればぜひチェックしてみてください。ほんと、見ているようで見ていないものばかりです。

では!!

最後に

Yさん、あじさい通信に続いたのはサンマ通信でしたか!どんな通信がくるか待ち望んでいました!そして、ラジオ好きな私がその気になるような感じ!大好きです!ラジオ番組やってみたいなぁ。

只今IBのプロジェクトでイギリスに来てます。相変わらず鼻が根本からがっつりえぐり折られています(笑)。まだまだ学問の道のりは果てしなく。でも、エキスパートに稽古をつけてもらう幸せに震えています。

おっと。さすが反応が早い!昔と違って、すぐさま反応が届くから今のラジオは面白いですね(すっかりラジオをやっている気になっています)。

道場破りごとく「たのも~」「ど~れ」と英国へ渡ったのですね!ぶつかり稽古で打ちひしがれながらも幸せをかみしめているなんて最高な青春時代なのでしょう。その場に身をおけること自体、お恵みですね!うらやましい!!

素直な心が先生の一番の才能であり、一番の強みですね!あれ、赤鬼青鬼も、ほんとはそんな純粋な生き物だったのかな。

でも、カーディフのオフィスでは、自分をイジメることで悦に入るちょっとヤバ目の日本人って言われました……。痛みや苦しみを感じているときに一番生きているって思うあたり、私はサバンナに生きる草食動物なのかもしれません……。死を意識してこそ初めて生きるというか……。

そういえば、韓国留学中に勉強しすぎて血を吐いて、夜中に救急に運ばれたことがあったんですが、気持ち的にはあの時、最高に爽快でした……。その辺の話はまた今度!

Yさん、いつもお便りありがとうございます。みなさんも、ブログの感想、質問などお気軽にお問い合わせからお寄せくださいね。

今日は南野陽子の「秋のIndication」でお別れです。自信が後ずさるようなほろ苦い出来事も、きっと大切な青春の1ページになることでしょう。お相手は熊谷優一でした。また3日後にお目にかかります。