今からIBを始める君へ:こんなにも世界は違って見える

はじめまして。重野太志です。ぼくはまだ高校に入学したばかりで、IBDPは始まっていません。なので、どんなDP科目を選択していて、どんな風に学んでいるかについては書けないのですが、このプロジェクトに参加させてもらことにしました。

これからの日本で必要になってくる力

ぼくがIBDPを志望した理由は、まず自分が英語を得意としていたからです。そして海外大学に進学したいと言う思いを持っていたところこのIBという学びに出会いました。IBについて調べ進めていた時に、「圧倒的な語学力」「論理的思考力」「多様性を尊重する心」というワードが出てきて、これは、話し合いをしていく中で必要になってきます。

またこれから自分たちは多くの外国の人と関わる機会が圧倒的に増えると思います。その中で日本人特有の「空気を読む」というものを出してしまい、毎回の話し合いで不完全燃焼で終わってしまうことがあってはなりません。だから日本人の若者にはこれらが必要になってくると思いました。これらを三年間で身につけたいと思ったのも理由の一つです。

そして一番の理由は正解のない問いに対するグループトーキングがとても興味深かったし、どのようなことを話し合っていくのか知りたいと思ったからです。

こんなにも違う世界が見える

このプロジェクトに参加している全国のIB生は毎月一回オンラインで集まって、あれこれ情報交換する場が設けられています。自己紹介がスムーズにいくようにと、今回は熊谷先生から「あなたが家から学校に通う通学路にないものはなんですか?最大3つまで上げてください。」というお題が出ていました。

ぼくはそのお題に対して、高層ビル、海山、静かさと答えました。この中で、こだわったのは静かさというところです。なぜらなら登校中を振り返ったり、想像することで、普段あまり考えていないことがちょくちょく浮かんできました。すごく考えていて面白かったし、視点を変えてみるだけでこんなにも違う世界が見えるのだと気づけました。

他のIB生の意見を聞いている中で、自分と闘っている人がいました。何と具体的に闘っているのかというと、毎日どれくらい早く登下校できるかの時間との勝負です。正直それを聞いた時に面白いが出てきました。全く自分はこんなこと考えたことなかったので、一つに意見として自分に蓄積されました。こんな小さい身近なことでも色々な人の意見を知ることができ、多様性の面でとてもいい学習になりました。

数学を英語で学ぶのが…

今はとにかく授業に慣れていくことをいちばんに頑張っています。そして今苦労していることは、英語で会話する時の単語の数が少ないというところです。

ぼくのクラスでは、帰国子女の子、ハーフの子が四人もいます。その子たちが先生と英語で会話している姿を見ていると、もっと話せるようになりたいと強く思います。

少しずつでも、失敗を恐れず、どんどんチャレンジしていきたいと思いました。

もう一つ、それは数学の授業が難しすぎるというところです。数学的用語がすべて英語で書いてあるので、一つ一つの意味を覚えていくかつ問題も確実に解かなければいけないので、そこも今苦労しているところです。

案外うまくいってるところは、まだ見つかってないです(笑)

これからIBを始める君へ

IBで身に着けることのできる力はこれから社会で生き抜いていくためにはきっと必要になってくるものばかりです。そして、僕はもうひとつ、部活と両立させるという大きな目標を持っています。きっとこれから課題が多くなってくると思います、けれど諦めずに続けていきます。

海外のIB校ではプロのテニス選手を目指して世界ツアーに参加しながら42点を狙っているDP生や、プロのピアニストを目指してコンクールに参加しているDP生や、日本でもラグビーの全国大会に出場するDPがいたりと、部活とDPの勉強の料率を成功させている先輩たちがいるとクマユウ先生から聞いています。部活もやりたいという人でも、計画をしっかり立ててそれを実行できるひとはきっとうまくいくと思います。最初からできないではなくて、本気でやりたいならどうすればできるのかを考えて行きたいと思います。

僕もまだIBの学習を始めてから一か月しかたっていませんが、これからも努力をしていきたいです。やって損はない学習だと思います。