国際バカロレアを再び斬る!

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。筑波大学附属坂戸高等学校で国際バカロレア・ディプロマプログラムのコーディネーターをしています。

今日は2017年も間もなく終わるということで、「たまった不平不満を吐き出そうフェア」を開催したいと思います。当ブログに時々寄せられる批判にも答えられると思います。

当ブログに寄せられる批判

2017年2月28日にプレビューオープンし、4月1日に公式オープンした当ブログは、おかげさまで当初私たちが予想した以上のPVを記録しています。徐々にではありますが、日本の公教育における国際バカロレアという教育プログラムについて認知度が上がってきた印とうれしく思います。

しかしながら、「国威バカロレア」「IB」「DP」と言ったところで、まだまだ一般的には知られていません。大概は「何それ?」という反応がほとんどです。背景にはIBのプログラムを実施している学校が国内ではごく僅かであり、その学校内でも限られた数の生徒しかIBのプログラムを受講していないことが挙げられます。

IBが日本社会に浸透していくには、まだまだ時間が必要だと感じていますが、だからといって手をこまねいていては、子供たちの折角の学習機会を逃すことになるかもしれません。当ブログができることは、入口の間口を広げることしかありませんが、まずは「IBっていう教育プログラムがあるんだよ」と知ってほしくてブログを始めました。

なので、時々、IBに長らく関わっている学校関係者や、実際にIBに関してもっと専門的な情報を求めている保護者のみなさんからすると、表面的な情報に終始し、全く核心部分に触れていないではないかと思われると思います。

情報制限

「国際バカロレア」のプログラムは、「国際バカロレア機構」という団体から認可を受け、認定料や年間ライセンス料など指定された金額を支払っている学校でのみ受講が可能です。そして、認定をされる前の、関心校、候補校はその都度、発生する申請料を支払うわけですが、開示される情報は認可を受けた学校と同様ではありません。

つまり支払う額によって、学校が認定校か否かによって開示される情報は異なるということです。国際バカロレアは、優れた教育プログラムであると同時にビジネスですから、お金を払った人向けに提供されるいわばサービスの様なものです。

IBのHPを覗いてみると、お金を払わなくても入手できる情報が開示されていますが、お金を支払わないと見ることができない部分に関しては、その存在すら知られていないかもしれません。そのページは認定校のコーディネーターのところにアカウントが送られてきて、認定校内の先生方にのみ共有することが許されています。以下のエントリーで取り上げた「Programme Resource Centre」がそのひとつです。

オンライン・カリキュラム・センターが12月に廃止されることが発表されました。

私も様々なサイトでIBに関する情報を得ることができる立場にありますが、そのすべての情報を公にすることはできません。IBに関する情報は有料と無料のコンテンツがあり、このブログで取り上げることができるのは、無料のコンテンツと個人的な経験に限られてしまうことをご理解いただければと思います。

日本は例外

ただし、世界の中で、日本は実は例外なんです。本来有料コンテンツであるものが、無料で公開されているんです!

それは日本語と英語によるディアルランゲージDPを始め、日本語によるIBのプログラムは文部科学省がIBOと開発し、日本語に翻訳された文書に関しては文部科学省が著作権を持っているからです。それらの資料は「国際バカロレア機構IB Japan Information eGateway」で入手することができます。

また、日本では国公立の学校がIB認定を受けています。私立の学校やインター校では経営戦略としてIBが導入されている可能性があり、外部に情報を提供する際に何らかのフィルターがかかる可能性がありますが(実際は結構情報を共有させてもらっています。念のため)、国公立は経営目的で設立されている教育機関ではないため、その情報は開示し、教育の発展の寄与することが期待されています。

まだまだ日本語で入手できる情報が少ないため、IBが社会に浸透しないのかもしれませんが、もうちょっと待ってみてください。来年度にはコンソーシアムが立ち上がるかと思います。そうすれば英語はちょっとと言われる先生方も日本語でIBの科目について情報を共有できるようになるのではないかと思います。

最後に

今日は、何だか言い訳みたいになってしまいましたね。ま、煩悩がひとつ消化されて、かろうじて108個にとどまったと思って胸をなでおろすことにします。除夜の鐘を聞くたび、108まで数え切らずに寝落ちしてしまうことが多いのですが、実際108個じゃ収まらないほど煩悩の数って多いような気がしています。

さて今日はIBの関する情報開示には制限があることについて主に取り上げました。そして、当ブログは日本におけるIBという教育プログラムの認知が広がることを目的としていることを確認しました。その目的は、「はじまりの終わり」を迎えつつあることを感じています。

年末年始、どうぞ安寧にお過ごしください。それではみなさん、よいお年を!

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