みなさん、はじめまして。鮒子田真梨子(ふしだまりこ)と申します。
2016年、私は大学4年生の時に、内閣府国際青年交流事業に参加し、ラオスに派遣されることになりました。そのラオス派遣団で副団長をされていたのが、このブログ(今からIBをはじめる君へ)を運営している熊谷優一先生です。いつも副団長と呼んでいるので、ここからは熊谷先生のことを副団長とお呼びすることにします。
今回は、私がなぜ内閣府のプログラムに参加しようと思ったのかについて述べます。
自己紹介
私は、この4月から新社会人となりました。現在は教育系の企業で働いています(実際はまだ東京で研修中です)。生まれも育ちも大阪です。研修後は東京勤務ではなく、結局大阪に勤務することになりました。
教育系の企業に勤めていることから、副団長には帰国後もお話を聞く機会がありました。そしてこの前、副団長から、「高校生に向けて、学校だけじゃなくて、いろんな学ぶチャンスがあるってことを鮒子田さんの経験から伝えてほしい」とお声をかけていただき、この度ブログの記事を書かせていただくことになりました。
ブログにもたびたび出てきているように、副団長はネクラを豪語されていますが、その副団長にネクラ認定されたので、私は生粋のネクラです。副団長がネクラの極意なら一冊本が書けるとおっしゃっていたので、ぜひ出版していただき、読みたいなと思っています。
「ネクラはネクラでしか救われない」と語る副団長のネクラ談議に私も随分気持ちが楽になりました。
さて、本題に戻りますね。
参加動機 -1-
私が内閣府国際青年交流事業に参加した動機は3つあります。
1つ目は、今後自分がどのように教育の普及に関わりたいのかを見極めるためです。1つ目はすごくまじめVersionです(笑)。
大学に入ってから、各国における教育を受ける環境の格差に興味を持ちました。ゼミでの研究を通して、教育を普及させるためには、教育分野で直接アプローチするか、先に経済発展を進めて、教育環境を拡充するかの2パターンが有効だと思い、将来はそのどちらかに関わりたいと思っていました。
しかし、方向性はわかっても、自分にできることは何なのかがわかっていなかったので、実際にラオスの現状を見て、自分にできることを考えるきっかけにしようと思いました。
参加動機 -2-
参加動機の2つ目は、自分自身の苦手克服のためです。ネクラな私がでてきましたね(笑)。
私の大学時代の目標は、「苦手を克服する」でした。だから、自分が苦手だと思っていること、嫌だと思っていることに積極的に挑戦しました。
内閣府の青年国際交流事業への参加は、大学4年生の時だったので、今までの苦手克服の応用編という位置づけでした(笑)。英語、人前で話をすること、ディスカッションをすること、そもそも自宅を離れることなどが苦手だったのですが、大学生活を通して、どれくらい克服できたのか確かめるため、さらには得意と思えるくらいに成長するために、この事業に参加しようと思いました。
参加動機 -3-
参加動機の3つ目は、大学生活最後の夏休みを有効に使いたいと思ったためです。
大学3年生の2月から本格的に就職活動をしており、大学4年生の前期学期は、就職活動で終わりました。ただ、せっかくの大学生活の一部を就職活動だけで終わらせたくないと思い、就職活動と並行して、この事業の選考を受けていました。
みなさんおっしゃることですが、大学生活は、すごく時間あるように思っても、ダラダラ過ごしてしまうと、あっという間に終わってしまいます。実際、私も大学1年生の頃は、これといって何をするわけでもなく、長期休みを終えてしまい、もったいない時間の使い方をしたと後悔しました。計画を立てて、長期休みを過ごすことが大切だなと思っていたので、早めから就職活動が終わったら何をしようか考えていました。
以上の3つが主な参加動機なのですが、もともと東南アジアの雰囲気が好きだと思っていたことや、政府が関わっている事業に参加してみたいという気持ちもありました。
最後に
このような動機で、無事ラオスに派遣していただいたわけですが、現在は国内の教育に関わる仕事に携わっています。まだまだ分からないことだらけで、その上、「教育」自体を専門として大学で勉強していたわけではないので、これから勉強することがたくさんあるなと実感しています。
しかし、その一方で、本当に自分の興味ある分野でお仕事をすることができるのでとても楽しいです。文科省の文書や学習指導要領など、今までは学部の勉強と関係なかったことも、勉強すれば仕事に直結するので、勉強のしがいもあります。
高校生の時は、夢もなりたい職業も全然決まっていなかったのですが、大学に入り、苦手を克服するようになってから、自分が本当に関わりたいと思うことが見つかったので、ネクラも悪いことばかりではないなと思います(笑)。
真面目な話に戻すと、大学は地元以外からも学生が集まってくるので、自分と全く異なる経歴をもつ友人ができ、とても刺激になりました。また大学生活は時間があって、高校生活以上に自分の行動範囲を広げることができました。このような状況の中で、大学時代に出会った友人に影響を受け、海外に興味を持ち、前述のように内閣府の事業に参加することができました。
このブログを読んでいる方の中には、高校生の方も多いのかなと思いますが、ぜひとも受験勉強を頑張って、大学生活を謳歌していただきたいなと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。