今からIBを始める君へ -IBのプログラム前編-

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「結局IBって何なの?」って質問を受けることが多くなりました。最初はIBについて説明しても、「は?何それ?」という反応しかなかったので、なかなかの進歩だなって感じています。少なくてもIBが何なのかについて興味を持ってもらったので。

今日は中学生のみなさんに向けて、国際バカロレア(IB)の教育プログラムについて説明したいと思います。まずはここから始めましょう。

IBにはどんなプログラムがあるの?

一般的に私たちがIBと言うときは、ジュネーブ(スイス)に本部がある国際バカロレア機構(IBO)が世界各地で行っている教育プログラム全体を指します。そして、そのプログラムは、以下の表のように対象年齢によって大きく3つに分かれています。私がコーディネーターをしているのは高校段階で実施されるディプロマ・プログラム(DP)です。

※キャリア・リレーテッド・プログラム(CP)というのもありますが、DPに認定されていないと実施できないので、便宜上DPの中に入れておきます。対象年齢はDPと同じです。DPが大学進学を目指す生徒向けであるのに対し、CPは専門的知識を身に着けたり、卒業後仕事に就くことを希望する生徒向けと言われています。日本ではまだ認定校はありません。

プログラム名 対象年齢
プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP) 3歳~12歳を対象
ミドル・イヤーズプログラム(MYP) 11歳~16歳を対象
ディプロマ・プログラム(DP)  16歳~19歳を対象

IBのプログラムは何語で学ぶの?

IBのプログラムはヨーロッパを転々と移動する外交官などの子供たち向けに、どこの国の学校で勉強してもその学びが継続できるように開発されました。当時は英語・フランス語・スペイン語で実施されていましたが、今は世界8ヶ国語でこのプログラムが実施されているそうです。

PYPとMYPはそれぞれの国の母語で実施することが可能です。DPについては、文部科学省が日本語と英語の2ヶ国語で実施するプログラムを国際バカロレア機構と提携して開発しました。これがいわゆるデュアル・ランゲージ・ディプロマ・プログラムです。

インターナショナルスクールでは英語でDPが行われています。国公私立の学校では英語で実施しているところと、日本語と英語で実施している学校とがあります。どの学校がどのようなプログラムを実施しているのかは文部科学省のページをご覧ください。

国際バカロレアの教育プログラムは国際バカロレア機構から認定を受けた学校で受講することが可能です。みなさんの住んでいるところの近くで認定校はありましたか?これから、ちょっと時間はかかると思いますが、日本全国に認定校が増えていくことが予想されています。

私はIBのプログラムのうち、高校段階のディプロマ・プログラムのコーディネーターをしています。中学校段階のMYPや小学校段階のPYPについては詳しくありません。そちらのプログラムに興味がある方は直接認定校に問い合わせてみてください。

インター校と一条校って?

国際バカロレアのプログラムは現在、一条校(学校教育法第一条に規定されている学校という意味です)、つまり日本の国公私立の学校で増えています。国公私立の学校は、文部科学省の学習指導要領に従って教育課程を作っている学校で、日本の学校の卒業資格を得ることができます。

インターナショナル・スクールは文部科学省の学習指導要領ではなく、学校独自の教育課程で教育を行っている学校です。アメリカン・スクールとか、カナディアン・スクール、朝鮮学校などがこれに当たります。

一条校は学習指導要領に従って授業を行います。例えば、高校卒業するために一条校の生徒はどの学校に通っていても必ず勉強しなければならない科目(必修科目)があります。ディプロマ・プログラムを学ぶ一条校の生徒でも、必修科目はもれなく勉強しないと日本の高校卒業資格を得ることができません。

したがって、どのIB認定校も最低限勉強しなければならない必修科目を高校1年生でできるだけ勉強できるように教育課程を組んでいます。そして2年生になってから本格的にDP科目を勉強することになります。

中休み

IBのプログラムを説明するときは、どうしても制度を説明しないといけないため、ちょっとややこしいですよね。日本においては一条校で勉強するのか、インター校で勉強するのか、英語と日本語で勉強するのか、英語のみで勉強するのかによって学習環境や学費が大きく異なります。

なので、今日は国際バカロレアのプログラムは、大きく分けて年齢別に3つあることをまず覚えてください。大学進学という視点からいうと、高校段階に当たるディプロマ・プログラムが最大の関心事になると思います。

次回はそのディプロマ・プログラムについて取り上げようと思います。一度、頭を休ませましょう。では、3日後にまたお目にかかります。

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