「国際バカロレアワークショップ in 大阪」開催決定

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。筑波大学附属坂戸高等学校で国際バカロレア・ディプロマ・プログラムのコーディネーターをしています。

コーディネーターにとって、校内の先生方の国際バカロレアの教育と学習、教科の内容や指導方法についての研修の機会を設定したり、提供したりするのは重要な仕事の1つです。公式に行われるIBのワークショップに関する情報提供、そして校内で行われる研修にも一役買います。

今回は、今年度でIBワークショップに無料で参加できる特例措置が終了することに伴い、2018年3月30日から4月1日までの3日間、大阪で開催が決まった最後のワークショップについて取り上げたいと思います。一条校の先生が無料で参加できるIBのワークショップはいよいよこれで最後です。参加を検討されている先生は、ぜひ参加してみてください。

IBワークショップ

今年度いっぱいで文科省の支援によるワークショップの無料措置が終了することが決定していますが、2018年3月30日から4月1日の3日間大阪で最後の無料ワークショップが開催されるとIBのHPで発表されました。

まだ、申し込みは受け付けていないようですが、2017年10月31日現在、ワークショップの申し込みが始まっています。開講科目は以下にリストアップしました。いつも通り申請者が多ければ抽選、少なければキャンセルされる可能性があります。

Administrators(管理職向け)
Coordination(コーディネーター向け)
Theory of knowledge (知の理論)
Creativity, activity, service (CAS)
Japanese A: Literature(文学)
History (歴史)
English B(英語)
Mathematics SL (数学)
Visual Arts (ビジュアルアーツ)
Biology (生物)

どのワークショップを受ければいいのか

もちろん、5教科の先生や芸術科目の先生はその関連科目をまずは受講されることを勧めます。今、先生方が教科教育で実践されていることをIBというフィルターを通して考察することができると思います。また、新たな視点や、評価方法、参加したほかの先生方の実践を聞いたり、悩みを共有したり、発展的な議論ができます。そうして知り合ったネットワークは今後の先生方の財産になるのは間違いありません。

では、5教科以外、そして先生方が教える科目に該当するワークショップが見つからない場合はどれを選べばいいでしょうか。私は「Theory of knowledge (TOK:知の理論)」と「Creativity, Activity, Service (CAS)」を勧めます。

「TOK」は、私たちが知っていることにどのようにアプローチして授業を行い、評価していくのかについてたくさんの示唆を与えてくれるでしょう。だからどの教科にも応用が可能です。

「CAS」は創造性(Creativity)、体を動かす活動(Activity)、奉仕活動(Service)に当たります。日本の学校教育にはたくさんのCASに当てはまる活動がたくさんあります。部活動や委員会活動、学校行事、ボランティア活動、体育などなどIBのCASというフィルターを通してみると、それらの活動が日本人の情緒を形成し、コミュニティの一員としての何らかの役割を分担することを学びます。日頃学校で行われていることが、グローバル社会ではどのように評価されるのか考える指針になると思います。

無料措置の終了

来年度から日本で行われるワークショップは有料に戻ります。2015年までは一人当たり7万円くらいの参加費を納めていましたよね。それが2016年から文部科学省の支援が入り、無料で参加できるようになりました。それも今年度内で終わりです。

2018年3月末に行われるこのワークショップの参加申し込みはまだ始まっていませんが、受付が始まったらが開始されています。申し込み手順は以下のエントリーで書いた通りです。そちらを参考に申し込みを行ってください。

IBワークショップへの申し込み方法を、熊谷優一が解説します。

今候補校申請を行っていたり、候補校になっている学校の各教科担当者はコンサルテーションビジットまでにはワークショップに出ておいたほうがいいでしょう。

コンサルビジットでは各DP科目の「カリキュラムアウトライン」つまり2年間のディプロマ・プログラムの学習指導計画書を提出します。日本の学習指導案とはかなり様式が異なるうえ、科目によっては大学で学ぶこともカバーしているため、その科目について理解を深めていないと書けません。また、各科目のアウトラインにはTOKやCASとその科目をどうリンクさせていくか、また各学習項目をどのように評価していくのかについても記載しなければなりません。何の情報も持たないまま、アウトラインを書くのは非常に困難なことです。何をどう書けばいいのか、ワークショップの休み時間にはワークショップリーダーや、すでにIBを実践されている先生方から情報をたくさん仕入れるチャンスです。

ただ各校で実施する科目を1人受けていればいいことになっているにはいます。その辺の事情はこちらを参考にしてください。

今回は認定校の先生方に向けて、IBワークショップの裏ワザを熊谷優一が処方します。

最後に

最後、以前コーディネーターの先生に向けて書いたことを繰り返します。

ワークショップに参加する先生方に、報告書の提出をお願いしてください。コーディネーターはプログラム全体を見る係ですが、あまりに情報量が多いため、すべてを網羅することはとても一人ではできません。なので、各科目について最低限コーディネーターが知っておかなければならない情報を吸い上げて、仕事の効率化を図りましょう。

そしてその情報は、コーディネーターにとってだけでなく、科目担当者が「Curriculum Outline」と「Unit Planner」を作成するときに必ず役に立ちます。また職員会議などで、IBに課する理解を深めるために、その資料は有効です。

今回は無料で参加できる最後のワークショップについて取り上げました。さて、お知らせです。このブログのエントリーが間もなく100を超えます。情報量も多くなり、この辺で一度このサイトをメンテナンスすることにしました。10月31日で一旦リリースは中断し、1週間程度時間をかけて再点検させてください。早ければ11月9日(木)からリリースを再開します。遅くても11月12日には再開しますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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