自律した学習者を目指して

はじめまして!今回現役IB生ボランティアライターとして参加させていたいいている沖縄尚学高校二年生のボルトン・ジョージです。このプロジェクトには、他校のIB生との交流を増やしつつ、IB教育についての理解を深めることができると思ったため参加しました。

私は生まれは日本ですが、父親がイギリス人であるため日本とイギリスのハーフです。小・中はインターナショナルスクールに通っていたため、英語と日本語両方とも喋れます。

様々な観点

このプロジェクトに参加している全国のIB生は毎月一回オンラインで集まって、あれこれ情報交換する場が設けられています。自己紹介がスムーズにいくようにと、今回は熊谷先生から「あなたが家から学校に通う通学路にないものはなんですか?最大3つまで上げてください。」というお題が出ていました。

私はこのお題に公園、高速道路と答えました。車で母に送迎してもらっているため、いつも車窓から見える景色を思い出してみると公園と高速道路がないことに気が付きました。私が住んでいる地域はだいぶ高齢化が進んだ田舎であるため、公園や高速道路などの需要が高くないのかな、など考えました。

他の参加者の分析は非常に興味深いものでした。たとえば、「以前はあったけど無くなってしまったもの」、「無いけどあってほしいもの」など様々な観点から分析が行われておりとても面白かったです。

自律的学習者を目指して

私がIBDPを志望した理由は、小・中で培った英語力を更に伸ばしつつ「自分で学ぶ」能力を育むことができるからです。

選択しているDP科目は、Group 1(母語)で文学 (HL)、Group 2(外国語)がEnglish B (HL)、Group 3(社会科系科目)で History (SL)、Group 4(理科系科目)で生物 (SL)、Group 5(数学)でAnalysis and Approaches(SL) 、Group 6(芸術)でVisual Arts (HL)です。 

IBDPに取り組むなかで一番苦労していることはモチベーションを維持することです。悪い点数や課題の出来がよくない状態が続くと、なんのためにこんなに苦しんでいるのだろうなどの思考に陥ってしまいます。しかし、その時はIBDPを通して得られるものを思い出しモチベーションを取り戻しています。

IBDPで鍛えられた力

IBDPで案外いけたと感じることはタイムマネージメントです。携帯のリマインダー機能を活用すると案外時間に追われないような気がします(しかし、まだプログラムが始まったばかりで、各科目の内部評価や課題論文が始まってないため、断言はできません笑)。

IBDPを通して育ったスキルや知識は①自主的に学ぶ姿勢②論理的な思考の二つです。IBの授業では先生が話している内容以上に自分自身で調べる必要があると感じます。

ですので、気になることや分からないことがあれば、まずは自分で調べて考えてみるという心構えが強くなった気がします。また、知の理論(TOK)などの授業を通して、自分がなぜ今こう考えているのか、なぜこれを知っているのか、などの疑問が常に頭の中にあるようになりました。そのおかげで、よりロジカルな考察をできるようになったと感じます。

最後に

まだDPは始まったばかりですし、ディプロマを取得していないのであまり強く言うことはできませんが、IBDPは本当におすすめです。もちろん他のカリキュラムよりきつかったりすることもありますが、それらの苦痛よりも明らかに自分にプラスなことのほうが多いです。