みなさん、こんにちは。「国際バカロレアワークショップ in 大阪(2020.03)」開催決定では来年3月に大阪女学院で開催される国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)の公式ワークショップについて取り上げました。
今回は国際バカロレアの公式ワークショップへの申込方法を解説します。すべて英語で行われるので、その情報量に圧倒されてしまうという先生方もいるかもしれません。日本語と英語によるデュアルランゲージプログラムを実施している、実施する予定がある学校のコーディネーターの先生はこちらを校内でシェアしていただければと思います。
日本で開催されるIBワークショップを検索する
まずは、Find workshopsに入ってください。
以下の手順でどのようなワークショップがいつ、どこで行われるのかを検索します。
1. 「Programme」をDiploma Prigrammeにチェック
2. 「Event Type」をFace to Faceにチェック
3. 「Workshop category」を1にチェック
4. 「IB Region」はIB Asia Pacificにチェック
5. 「Country/territory」はJapanにチェック
6. 「Language of delivery」はJapaneseを選択
7. オレンジの「Search」をクリック
すると、日本で、日本語で行われる科目別のワークショップ実施予定一覧が確認できます。ここでディプロマプログ(DP:Diploma Programme)を取り上げますが、PYP(Primary Years Programme)やMYP(Middle Years Programme)のワークショップを受けられる先生方は、1でPrimary Year Programme、もしくはMiddle Year Programmeにチェックを入れれば、該当するワークショップが出てきます。
申し込み手順その1
まずはリストの中から期日(Date)と場所(Location)を確認し、受講を希望する科目を選択してください。
科目のページに入ったら右側のオレンジ色の「Registration」と書かれているコーナーがあります。そこをクリックしてください。
次のページに進むといかにもワークショップをやっている風の画像が出てきます。その画像の下にあるオレンジ色の「Registration Now」を思い切ってクリックしてください。押しただけではお金は取られませんので安心してください(笑)。
すると次の画面に飛びます。いよいよここから必要事項を入力することになります。このページで入力するのは以下の項目です。
上から順に
・Attendee First Name / 名前
・Attendee Last Name / 苗字
・Attendee Email Address / メールアドレス
・Re-enter Attendee Email Address / メールアドレスをもう一度入力します。
・Registration Option / Participantを選択してください。
・Registering as / Interested, Candidate or Authorised SchoolかOther School Particiantを選択します。
ここまで入力したらオレンジの「Next」をクリックします。第一段階はここで終了です。
申し込み手順その2
ここではPersonal Information、Visa Letter Information、School Information、Additional Informationを入力していくことになります。Visa Letter Informationはビザが必要な場合の参加者向けなので入力は必須ではありません。
Personal Informationは特に解説も必要ないかと思います。単純にご自分のことと勤務先の情報を入力してください。School Informationは候補校、認定校は校名を入力すればすべての情報が出てきます。いずれでもない場合は、IBにメールで問い合わせてください。アドレスがのSchool Informationと書いてあるアンダーラインのすぐ下のところに出ています。
Additional Informationはまず食事のことを聞かれます。ベジタリアン、豚肉やラードが食べられない場合はそれぞれチェックを入れてください。特にない場合は「None」にチェックを入れればOKです。次にIB教育に従事した経験年数を入力しましょう。あとば一番下の「I certify that I have read and consent to the guidelines outlined」にチェックを入れ、オレンジのボタンをクリックすれば第二段階は終了です。
申し込み手順その3
次の画面では受講を希望するWSを選択します。オレンジで「Search」と書いているところの下にリストがありますので、そこから選んでください。そして画面一番下の「Next」と書いてあるオレンジのボタンをクリックすれば最終段階です。
支払いはクレジットカードで行うのが余計な手数料もかからずに便利でしょう。「Credit Card」にチェックを入れると、カードの内容を入力することになります。使用できるカードはビザかマスターカードです。ここに必要な情報を入れて、画面下の「Finish」と書かれたオレンジのボタンをクリックすれば申込みはいよいよ完了です。
単純な情報なのであまり戸惑うことはないと思いますが、もしわからなくなったら英語の先生に聞いてみてください。そして肝に銘じてください。IBに携わる以上、必ず英語で情報をインプット、アウトプットすることは避けられないと。
コーディネーターの先生はワークショップ申込みに際して、先生方のサポートをしてあげてください。支払いの場面で学校ごとの会計の仕方が異なるので、それは事前に事務や管理職とも相談が必要です。また、参加人数が規定の定員に達せず、支払いを済ませたあとにキャンセルになることがあります。その際の払い戻しについてはコーディネーターが代表してIBと連絡を取ることになりますが、かなり手続きが面倒くさいので根気が必要だということを覚悟しておいてください。何回かやっていると必ず慣れます(笑)。
最後に
最後にアドバイスです。コーディネーターの先生はワークショップに参加された先生方に、報告書の提出をお願いしたほうがいいです。
面倒くさいと言われるかもしれませんが、候補校段階の科目担当の先生たちにとって、それが次の書類、つまり「Curriculum Outline」や「Unit Planner」をその作るのに、後々必ず役に立ちますし、職員会議などで、IBに課する理解を深めるために、その資料は有効です。
何よりコーディネーターは認定申請に際し、認定後のプログラム運営上、ある程度の知識が必要不可欠です。他にも山のような資料に目を通すので、IB科目すべてを知ることはできませんから、効率よく情報を入手する必要があります。報告書は端的に書く科目の内容や評価方法を知る上で非常に便利な資料になるはずです。