みなさん、こんにちは。熊谷優一です。すっかりご無沙汰していましたが、変わりありませんか。昨年5月29日以来の投稿になりますが、この間も更新をしていた頃と同じくらいたくさんの方々に読んでいただいているようで驚いています。興味を持っていただき、ありがとうございます。目下、再始動計画中です。
開設丸7年
本ブログは2017年2月27日にオープンしました。今日で開設して丸7年になります。そういえば、今はなくなってしまいましたが、「Edmodo」という教育用SNSのエヴァンジェリストとしてイベントに登壇した時に「ブログを30分後に始めます」と仰々しく宣言したんではなかったかと思います。当時国際バカロレアコーディネーターをしていた筑波大学附属坂戸高校がIB認定校になったのがその2週間前の2月14日でした。
あの時は当時の私の生徒たちも会場に見に来てくれました。赤鬼とあだ名されていた私が見たこともないくらい緊張している姿を見て、私より彼らの方が緊張しているようでした。あれからどれだけ人前で話す機会があったことでしょう。
ふるえながらのぼってゆけ
2019年には「ナレッジキャラバン in 大阪 2019夏」というイベントを開催しました。この時は大阪女学院の荘厳なチャペルで小学生から大人まで全国から参加した400人近くの前で話をしたのですが、ある方から「ブログで人前で話す時は朝から何も食べられないとか、胃が痛くなるとか書いてあって、嘘だろうと思っていましたが、実際にステージでマイクを持っている逆の手が震え続けているのを見て、本当なんだってわかった」と言われたのを覚えています。それくらい私は人前で話すことに緊張するタイプ。じゃあ、なんでそんなにまでしてステージに上がるのかって話なんですが……。どうしてなんでしょうね。あの時は震えながらこんな話をしました。
昨年8月25日に広島で行われた第71回日本PTA全国研究大会でお話しする機会をいただきました。私が登壇した分科会には全国から500人くらいの保護者の皆さんが参加されました。話しながら、もう緊張していない自分に驚きつつ、数年前に「思えば遠くへ来たもんだ」というエントリーを書いたことを私は朧げに思い出していました。
あの時は、副校長兼IBコーディネーターとして現大阪府立水都国際中高の開校準備をしていました。今はどうなっているかわかりませんが、水都国際は理数科目を外国人教員が英語で教えることになっていたので、開校準備にあたっていたので8割が外国人教員でした。日本にいながら毎日英語で仕事ができる憧れの環境が実現したことを心から嬉しく思ったわけです。
思えば遠くへ来たもんだ2024
それから5年が経ち、私は現在2023年4月に開校したばかりのインターナショナルスクールで校長をしています。スタッフのほとんどは日本語ネイティブではない教員で、生徒たちはほとんどの授業を英語で受けています(エマニュエル・ドンガラの『世界が生まれた朝に』の後半で描かれたような世代が育ち、新しい社会を作っていくのではないかと思っています)。学習の様子はInstagramのアカウントにアップしているのでぜひフォローよろしくお願いします。
https://www.instagram.com/aicwc.osaka/
人生の8割は偶然によって決まり、偶然が多いほど人生は豊かになるとクランボルツは言っていますが、確かに中原中也もそんな思いで「頑是ない歌」を書いたのかもしれません。
『小さい頃のあの夕べ、鼎が浦(気仙沼湾)に鳴り響く汽笛の湯気や今いずこ。思えば遠くへ来たもんだ。』
2018年、大阪に来たばかりのエントリーではこんな風に「頑是ない歌」をもじって締めました。6年経って、今はこんな気分かなと思います笑。
『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』
その心は……。それはまた違うお話で。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。