今からIBを始める君へ:TOKの大前提!

こんにちは!沖縄尚学高校2年生の渡慶次アリスです。今年度から遂にDP2年生となり、11月に最終試験を控えていて、徐々に受験生モードになりつつあります… 笑 今回は、TOK展示会についてと言うことで、私のTOKコメンタリーや実際に展示会をしてみての感想等を共有できたらいいなと思います。

そもそも思いつかない

まず私の「知の理論(TOK:Theory of Knowlede)」の展示のためのコメンタリーについてです。コメンタリーでは、35個もあるIA(Internal Assessment)プロンプト(知識に関する問い)から1つを選択し、範囲・ものの見方・方法とツール・倫理という4つの共通要素に焦点を当てながら、「知識」について探求していきます。

私は、「知識と技術」という観点から、「物質的なツールは、知識の生産や獲得にどの程度重要か」というIAプロンプトを選択しました。正直、多くのIAプロンプトから1つを選択するのは難しかったです(笑)。

私はいくつか興味のあるIAプロンプトがあったのですが、「TOK展示に必要な3つの事物がそもそも思いつかない…! 」「どうやって話を広げたらいいか全くわからない…! 」というような理由で、消去法を使って、IAプロンプトを決めていきました(笑)。

たくさん悩みました

プロンプトを選択した後は、3つの事物を決めていくのですが、私はここで1番苦労しました。一生懸命考えて書いた文章でも、先生との面談を通して再度確認してみると、自分では気づかないうちに論点がズレていたり、普段当たり前だと思っていたことがそうではないのだと、根本的に私の持つ知識について考え直しました…. 。

きつかったです。結局6、7つくらいは事物を考え、沢山悩みました(笑)。

アドバイスとしては、私のコメンタリーは、「知識と技術」「ものの見方」「エビデンス」というのがキーワードだったのですが、キーワードとIAプロンプトは常に頭の片隅に置いて論じていくのが必要不可欠であると思います。

また、とにかく書いてみる!というのもすごく大事だなと実感しました。TOKは、悩む、考えると言うのが大前提だと思うので、悩むことももちろん大事ですが、まずは自分の考えていることを書き出してみると意外と書けた、、ということもあるので、行き詰まった時は、思い切って書いてみてください!

そして先生や友達に読んでもらって、分かりにくい部分等を指摘してもらうことで、新しい切り口が見つかるのではないかなと思います。

誰かに伝えることを通して

コメンタリーについて長く語ってしまったのですが、 TOK展示会はコメンタリーをある程度完成させた状態で行ったので、元となるコメンタリーができていれば、そこまで大変ではなく、むしろ楽しかったなと思います。

コメンタリーは字数制限があり、簡潔にかつ分かりやすく説明しないといけなかったため、すごく大変でした。しかし、展示会は来てくださったお客様に対面で説明をするので、自分が伝えたいことを言葉だけでなく、ジェスチャーを入れたり、相手に伝わっているかを判断して別の言葉で言い換えるなど、柔軟に行うことができました。

発表後の質問タイムは多少緊張しましたが、自分では気づかなかった視点で疑問を持ってくださる方もいるので、その疑問について考えて、吸収することで、さらに自分のコメンタリーをレベルアップさせることができました。

今からIBを始める君へ

TOK展示を通して、「知識」を多様な「ものの見方」に触れながら探求することができたのが、私にとって1番の収穫だったのではないかなと思います。自分自身のものの見方についての認識を高められたことで、自分の前提というのを批判的に考察する力を身につけることができ、この世界に存在する文化や問題についても様々な視点から考えられるようになったと思います。

TOKは、答えがない分、自分の主張を適切なエビデンスで示さなければならないので、そう簡単にはいかないことが多いと思いますが… IBは団体戦なので、友達や様々な方との意見交換を積極的に行うことで、乗り越えられると思います!また、他の科目や部活動、アルバイト等との両立は、タイムマネジメントが欠かせないと思うので、やることをリストアップして、計画的に進めていくことが大切だと実感しています笑

私は部活動を引退し、IB生活が残り半年近くで終了してしまうということで、時の流れの早さに驚きを隠せないところもありますが、 適度に現実逃避をしながら走り抜けていきたいと思います!

ぜひ、私達のブログを見て頂いて、共にIBを頑張っていける仲間が増えてくださると嬉しいです!