筑坂IBを解説します -前編-

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。筑波大学附属坂戸高等学校で国際バカロレア・ディプロマ・プログラム・コーディネーターをしています。

もう少しで中学校3年生のみなさんは高校受験ですね。準備に余念がないことと思います。これまで当ブログでは私が勤める筑坂の学校説明会や受験方法について取り上げてきました。

学校説明会や入試説明会でもお話ししていることなので今更かもしれませんが、念のため今回は筑坂のIBプログラムについて簡単に説明させてください。

筑坂IB受験情報

まずは筑坂IBコースについて、ざっと情報をおさらいしましょうか。

1.定員は10名程度です。

2.受験方法は「SG入試Ⅲ型」です。書類、学力試験(国語、数学、英語)、面接(英語、日本語)の総合評価によって選考します。面接は受験者本人による面接に加え、採点対象にはしませんが、保護者同伴の面接も行います。受験日や手続きなどの詳細についてはこちらをご覧ください。

3.入学金、授業料に加え、IBプログラム受講料100万円が別途必要です。1年次、2年次に分割納入になります。

筑坂の入試制度はとても複雑です。12月10日(日)に最後の入試説明会がありますので、不明な点があれば、そちらにお越しください。個人相談の機会も用意されています。詳しくはこちらをご覧ください。

筑坂IBコース概要

IBコースといえども、筑坂は一条校です。したがって、学習指導要領に定められている日本の高校を卒業するために必ず勉強しなければいけない科目、必修科目はもれなく勉強します。ディプロマ・プログラムは高校段階の2年間のプログラムなので、高校1年生の時に必修科目を勉強し、2~3年生でDPの科目を勉強します。

その教育課程表が上の画像です。

では、筑坂IBコースではどんな科目を勉強するのかについてです。下の図がわかりやすいかなと思って作ってみましたが、どうですか?

真ん中の3つの科目、「知の理論」「課題論文」「CAS」は全世界共通科目で、どの国の、どの学校で勉強していても必ずやらなければならないDP生にとっての必修科目です。外側の6つの科目は筑坂で学べるDP科目の一覧です。英語で表記されている科目の授業はすべて英語で行います。

筑坂でオファーするDP科目については、次回のエントリーで詳しく説明したいと思いますが、筑坂のIB生は1年次に日本の高校卒業要件を満たすため必修科目を勉強し、2年次からDP科目を勉強します。そして3年次の11月に世界共通日程で行われる最終試験を受けます。

ディプロマ取得の条件

ここで、IBのディプロマを取得する条件についておさらいしておきましょう。今日は概要だけを述べることにして、中学生と保護者のみなさん向けに「今からIBを始める君へ」シリーズの次回で詳しく説明したいと思います。

ディプロマは全世界共通の科目、「知の理論」「課題論文」「CAS」をすべてこなします。「知の理論」は2年間に渡り、60分を1時間として100時間学習します。「課題論文」「CAS」は時間割に入って居ないことが多いです。放課後や土日祝日、長期休業中に行われ、各担当の先生と相談しながら、求められる課題を期限までに提出します。この3科目すべて基準に満たないとディプロマは取得できません。

DPの科目群は全部で6グループに分かれており、基本的にはすべてのグループから1科目ずつ学習します。ただし、グループ6の芸術の代わりに1~5のグループの中からもう1科目選択することも可能です。また、6つの科目の中から3科目は240時間勉強するHL(ハイヤーレベル、残りの3つをSL(スタンダードレベル)を勉強します。日本語と英語によるディアルランゲージDP(日本語DP)の場合、6科目中2科目は英語で学習することと文科省からの要件があります。

各科目の評価は各科目ごとに定められていますが、校内で行われる評価(内部評価)と先に述べた、世界共通の日程で行われる最終試験(外部評価)で成績が決まります。最終試験は11月、そして結果が出るのが1月です。内部試験の日程は科目によって、学校によって異なりますが、最終試験よりも前に行わるのが一般的です。各科目7点満点で採点されます。

TOKと課題論文の評価結果の組み合わせで最大3点、DP6科目各7点の45点満点中24点以上でディプロマが付与されます。実は総合点で24点以上ではなく、細かい条件があるのですが、それはまた別の回に説明しますね。

中休み

今日は筑波大学附属坂戸高等学校のIBコース概要について取り上げました。まとめてみましょう。

・IBコースで勉強するためにはIBコース生向けの入試(SGⅢ型)を受験します。
・授業料、入学金の他にIBプログラム受講料(2年間で100万円)が別途必要です。
・入学するとIB生はその他の総合学科生とは別のカリキュラムで3年間勉強します。
・1年次は日本の高校卒業要件を満たす必修科目を、2年次以降DP科目を学習します。
・一定の成績を治めるとディプロマを取得することができます。
・評価は世界共通の日程と問題で行われる外部評価と学校内で行われる評価です。

グループ1の「言語と文学」を除いて日本語でテキストが出版されていないため、メインの教材は英語です。補助教材として日本語で出版されているものを使用しますが、相当の英語を読む力は必要です。

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