バンコクのIB校より vol.1

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ブログをご覧のみなさん、初めまして。山田浩美と申します。

現在、私はタイのバンコクに在りますNIST International Schoolというインターナショナルスクールで日本語(国語)を教えております。日本の学校で国際バカロレアが導入されると聞き、このプログラムを教えている一人として嬉しく思っています。

今回は私が勤めているインターナショナルスクールを少しだけ紹介して、国際バカロレア(IB)の学習について触れたいと思います。

多様なニーズに応えて

私が教えている学校は、小学校から高校まで国際バカロレア(IB)のプログラムの下、カリキュラムを組み、授業を行っています。

特に力を入れているのは、母国語教育(IBでいうLanguage A)です。様々な国の母語を持つ子供たちに、教員たちが協力をしながら、それぞれの学習者に適した学習計画を作成しています。私が教えているのは日本語ですが、他には、例えばタイ語、韓国語、ドイツ語、北京語なども本校で学ぶことができます。

インターナショナルスクールという環境下で子供たちは学習しているため、母国語教育以外の科目は全て英語で行われます。

インターナショナルスクールで学ぶ子供たち

本校に通っている日本人の子供たちの多くは、お父様の仕事の関係でタイ国に住んでいます。そして、お父様が3年から5年の駐在任期を終えられると、日本に帰国される家庭がほとんどです。

しかし、日本に帰国する子供たちの多くはそのままインターナショナルスクールで学習を続けるのではなく、日本の公立の学校、或いは帰国子女が多い私立の学校に入学・編入することが多いようです。

非常に残念ですが、そのままIBのプログラムの下で学習を続けている生徒はほんの数パーセントに過ぎません。毎年、子供たちが日本に帰国する度にご家族から、「続けてIBが出来る学校が日本でも増えてくれれば良いのですが。」との相談が少なくありません。

IBという学び

IBというプログラムは子供たちが自らの体験を通じ、自ら答えを見つけ出して行くという学習形態です。答えは一つとは限りません。「根拠があれば全てが答えになる。」と私は子供たちに教えています。

文学の授業でも自分の考え、思想を説明する時には、必ず何かの形で証拠・理由を提示するようにと話しています。そうなると子供たちも必死です。自分の考えが「誤り・間違い」として否定されることなく、認められるという訳ですから。

題材によって根拠探しの方法は異なりますが、図書館に自ら行き、様々な題材を扱った本を片っ端から読む生徒、教室で静かにインターネットを使ってリサーチを始める生徒、インタビューや質問表といった形でデータを集め始める生徒、自らの疑問に対しそれを周囲に納得させる証拠探しが始まるのです。

私の立ち位置は、導入する人、プランをする人、そしてまとめをする、所謂ファシリテーターで、完全な脇役です。主役である子供たちの生き生きした姿は皆さんも想像出来ることと思います。それを見ている私までも、一体どんな答えが出てくるのかと毎回の授業が楽しみでしょうがありません。

最後に

IBの学習カリキュラムの下、子供たちが培った創造性、自主性、探究心を日本に帰国しても維持してもらいたい、日本でより多くの学校でIBという素晴らしいプログラムが導入されることを願って、何かの形で私がお手伝いできればと思い、ここに記事を掲載させていただくことにしました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。またお会いしましょう。

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