今からIBをはじめる君へ vol.1 IB関連用語

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。筑波大学附属坂戸高等学校で国際バカロレア・コーディネーターをしています。

今年2月23日にプレビューオープンしてから早いものでもう6か月が経ちました。共同運営をしている松岡航君が以下のエントリーで書いている通り、多くのみなさんに読んでいただいています。本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

松岡より皆様にご報告です。

さて、今回はこれまでいろんなことをこのブログで取り上げてきたのですが、読んでいる方から用語がわからないので、どこかで解説してほしいとお話をいただいたので、今日は中学生・保護者のみなさんに向けて、IBにまつわる様々な用語を取り上げ、簡単に解説しようと思います。

国際バカロレア(IB)に関する基本的用語

・IB:国際バカロレア(International Baccalaureate)の略。ジュネーブに本部がある国際バカロレア機構(IBO)が提供する4つの教育プログラムの総称。全世界4800を越える学校が認定を受けています。

・PYP:プライマリー・イヤーズ・プログラム。3~12歳を対象としている。

・MYP:ミドル・イヤーズ・プログラム。11~16歳を対象としている。

・DP:ディプロマ・プログラム。16~19歳までのうち2年間を対象としている。

・CP:キャリア関連プログラム。高校卒業後、就職する学生を対象としている。

・コーディネーター:IBOと学校との連絡窓口。各プログラムの運営責任者。

・日本語DP:英語と日本語によるデュアル・ランゲージDP。文科省は最低2科目を英語で学ぶことを義務付けている。

DP科目に関する基本用語

※各グループにどんな科目があるのかは文科省のHPを参照ください。

・コア科目:DPを学ぶ学生の必修科目。

・TOK:知の理論(Theory of Knowledge)。コア科目の1つ。

・CAS:Creativity、Activity、Serviceの略。創造性を伴う活動、体を動かす活動、奉仕活動。コア科目の1つ。

・EE:Extended Essay(課題論文)。個人研究を論文にまとめる。コア科目の1つ。

・SL:スタンダードレベル。2年間で150時間の学習が義務付けられている。

・HL:ハイヤーレベル。2年間で240時間の学習が義務付けられている。

・グループ1:学習者の母語に関するDP科目。

・グループ2:学習者にとって外国語にあたるDP科目。

・グループ3:社会科に関するDP科目。

・グループ4:理科に関するDP科目。

・グループ5:数学に関するDP科目。

・グループ6:芸術に関するDP科目。

DPについてはこちらのエントリーで解説しています。

IBのプログラムの概要を熊谷優一が説明します。

DPの評価に関する用語

・内部評価:学校内で行われ、教科指導者がIBの基準にのっとり評価する。

・外部評価:IBの試験官によって評価される。

・最終試験:毎年5月(9月はじまりの学校)もしくは11月(4月はじまりの学校)に全世界共通の日程と問題で実施される筆記試験。日本語DPの場合、3年生の11月に全世界共通日程で行われる。

・予測スコア:学内の教科担当の先生が予測する生徒個々人の成績。

・公式スコア:5月に最終試験を受ける場合は7月初旬に、11月に試験を受ける生徒は、1月初旬に送付される成績。

・フルDP:45点満点中、すべての科目で一定の基準を満たし、24点以上で付与される資格。

・科目サーティフィケート:フルDPは叶わないが、1つ以上の科目で一定の基準を満たした場合、その科目の認定が受けられる。

IB認定に関する基本用語

・関心校:webのフォームに必要事項を記入することで学校がIB導入に関心を持っていることをIBOに伝えると関心校になる。

・候補校:web上で候補校申請を行い、認められると候補校になる。

・認定校:webで認定校申請を行い、訪問を経て、認定されると認定校になる。

・コンサルタント:候補校になると、認定を申請するまでサポートしてくれる人が指定される。

・コンサル訪問:認定校申請をする準備ができているか確認し、助言するため2日間コンサルタントが学校を訪問する。訪問後は公式なレポートがIBOに提出され、何の準備ができていて、何の準備ができていないのかが指摘を受ける。

・確認訪問(Verification Visit):認定校申請が終わると、IBOから指定された2名のチームが認定校として学校がプログラムを実施できるかを判断するため3日間学校を訪問する。

IB認定に関する流れは以下のエントリーで解説しています。

IB認定校になるには、どのようなプロセスを経るのか熊谷優一が解説します。
IB認定校になるには、どのようなプロセスを経るのか熊谷優一が解説します。

・ワークショップ:IBに携わる教員は基本的にIBが実施する3日間のワークショップに参加しなければなりません。ワークショップについては以下のエントリーで説明しています。

IB教員を目指しているみなさんに向けて、その方法について熊谷優一が解説します。

日本の教育制度に関する用語

・一条校:学校教育法第一条に規定されている学校で、いわゆる日本の国公私立の小中高校。インターナショナルスクールと区別するために用いられる。

・学習指導要領:一条校で何をどれくらい指導するのかが規定されている文書。

・必修科目:一条校を卒業するために必ず学ばなければならない科目。

最後に

今回は、これまでブログで書いてきたことの中から、IBに関する用語を拾って簡単に解説してみました。今後ともわかりやすく伝えられるように心がけたいと思いますが、私もてっきりIBの世界に浸かってしまっているので、読んでいるみなさんが何を疑問に思っているのか、意識しないままのこともあります。そういう時は、ここがわかりづらいと遠慮なく問い合わせフォームから教えていただければと思います。

熊谷優一が国際バカロレアに対する考えを包み隠さず述べています

さて、次回は上のエントリーで後で書くと宣言していたIBとお金の話です。IBのプログラムを実施するためにどれくらいの費用がかかるかについてお話ししたいと思います。

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