こんにちは、水都国際高校2年の林歩花です。あっという間に夏休みが明けて2学期がスタートしました。2学期からはまた一段と忙しくなるのでより一層気を引き締めて頑張っていきたいと思っています。
今年の夏はオリンピック・パラリンピックがすごかったですね?!卓球や水泳、スケボー、球技全般と日本の選手が大活躍で目が離せず課題が進まなかったです💦最近まで行われていたパラリンピックでは、水泳と車いすバスケがとても興味深かったです。
個人的な夏休みの話もしようかと思ったのですが、今年の夏はコロナで結局どこにも行けず、ほとんど家に引きこもりひたすらぼーっと過ごした思い出くらいしかなかったので、もう早速本題に入っていこうと思います。
先生の存在はやはり大きい
私は現在、言語と文学、歴史、英語でHLを、数学、化学、生物でSLを選択しています。文系を選択したのは、中学生の頃から割とよくできる科目が文系に多かったからなのですが、何しろ勉強をするということ自体にそもそも苦手意識を持っているのと、IBの授業は今まで受けてきた授業とはまったく新しい形式なのとで、どちらにせよ大変です。
特に歴史は情報量が多く、いつも頭がパンクしそうになっています。ですが、私は歴史を担当してくださっている先生が大好きなので、楽しく授業を受けることができています。どのIB科目の先生もキャリアが豊富だし、生徒に寄り添いながら授業をしてくださるので、しんどい授業も頑張ろうと思えます。勉強するに当たって先生の存在はやはり大きいですよね。
話がそれてしまいました。こんな文系の私ですが、理系科目よりも今すごく大変に感じている科目があります。それはTOKです。今回のテーマは「バズった授業」ということなので、そんなTOKの授業を2つお話しようと思います。
ここまで掘り下げて読むのか
一つ目は、私の中でも非常に衝撃的だったし、なによりクマユウの中でバズっていて(勝手に言ってごめんなさい)、それにつられて、とても思い出深いプレIBセッションの授業です。
その授業は読書会と称され、指定された本を読んで、その本についてディスカッションを行うというものでした。課題図書は「時間はどこから来て、なぜ流れるのか?」という今まで読んだことがないジャンルの本でした。正直言って、読むのにとっても苦労しました。
文系なんだから読書は得意なんじゃないのって思いますよね。私もそう思っていましたし、小説に関しては人よりも短時間で読み終えられる自信があります。でも皮肉なことに、それらはすべて小説だったのです。だから小説以外の文章は読んでも、ただ文字を目で追っているだけで内容が全く頭に入ってこないという現象が起きました。
この本の中に出てくる単語は、わからない単語だらけだし、長いし、で初めて本を読んでいて挫折を経験しました。加えてその後の読書会。今まで小説しか読んできていない分、この類いの本の読み方がわからずに、ただ読んだけで参加したら、見事に撃沈しました。
「異なる学問分野で時間はどう捉えられる?歴史では?物理では?じゃあ言語では?」と矢継ぎ早に質問され、議論は目まぐるしいスピードで進んでいきました。そもそも圧倒的に知識が足りていなかったし、そんな質問が来るとは思ってもいなかったので答えられるわけがありませんでした。そのとき初めて本ってここまで掘り下げて読むものなんだ、と気づかされました。
自分の得意で勝負する
二つ目は、私がすこしポジティブになれたTOKの授業です。DPが始まってはじめにTOKで扱った知識の領域が芸術分野で、その授業の中の一つに「芸術に関する私の判断は、専門家の判断と同じだけの重みをもつべきか」という問いを基に、実社会の実例を一つ用いてそれぞれプレゼンを行うというものがありました。
芸術に対する定義はもう議論して合意していたので、そこは手こずらなかったのですが、私は芸術にあまり興味がなく、その実例がなかなか思いつかず、正直焦りを感じました。
それでもタイムリミットは迫ってくるし、プレゼンはしなければならない。そんな中で私が考えたのは、私にもみんなのように興味のある分野があるということでした。私には今、ハマっているK-POPのアイドルグループがあります。それに関連する事例から私は実例を探しました。そして無事、プレゼンを終えることができました。
この授業で私は私なりに、私の得意分野で勝負すればいいということを知りました。たしかに、周りに自分よりも能力の高い人がいることでモチベーションが高まることもありますが、一方で、できない自分へ焦りが募り、ストレスになってしまうこともあるんだと気づきました。
これからIBを始める君へ
IB生になると、どうしても大変なことやしんどくなる時があります。自分が得意だと思っていたことに挫折したり、周りをみて焦ったり劣等感を感じたり。
でも一度挫折したことを克服すれば、それがさらなる強みになるし、今後にいかすことができる。自分にはないものを周りが持っていて、それに焦りや妬みを感じても、逆に自分には周りにないものが絶対に一つはある。それを武器にして戦えばいいし、自分にはないものは周りから最大限吸収すればいい。
偉そうに語っていますが、私も今、実践の途中です。でもこれができるようになれば、IBを卒業して大学に進学にした際でも、その先就職しても絶対にいきてくると思っています。これからもしんどいことはきっと待っているし、壁にぶち当たることが絶対にあると思いますが、読んでくださっているみなさまと一緒に頑張っていけたらなと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。