今からIBを始める君へ: 学びを創造するのは僕自身だ! 前篇

はじめまして、水都国際高校2年でIBDP1年目の山下晄生と申します。

趣味はバドミントンをすることと音楽を聴くことです。柴犬を飼っていて犬と遊ぶのも大好きです。最近、少しずつIB生としての生活に慣れてきたのですが、やはり課題が多く授業の内容も難しいので毎日ヘトヘトになって一日を終えています(笑)。

このプロジェクトに参加した理由は、僕がIBと出会って実際にプログラムを受講するまでに感じたことや考えたことを言語化して発信することで、自分自身の考えを自分自身ではっきり認識することができとともに、IBに興味を持っている中高生の役に立てるのではないかと考えたからです。

<通学路にないモノ>

このプロジェクトに参加するIB生には熊谷先生から自己紹介がてら、お題が出ています。

「あなたが家から学校に通う通学路にないものはなんですか?最大3つまで上げてください。」

僕の答えは「山」「プール」「図書館」です。「山」は通学中の電車から遠くに山が見えていたので選んだのですが、「プール」と「図書館」を思い浮かべたのは、おそらく今自分が欲しているものだからだと思います。

最近は気温がとても高いので、その中で涼しさを求めていたのではないかと考えました。また、最近Historyの課題でよく本を借りるので、帰り道に図書館があれば便利だと考えたのだと思います。

<問いが溢れて止まらない>

僕は「もの」と聞いて、「形のあるもの」を想像したのですが、他の参加者の中に「静けさ」をあげている人がいて、「形のないもの」をイメージして自分の普段の通学路と照らし合わせているのが発想力があってすごいなと感じました。

また、今回の分析を通して「自分の通る場所にどれくらい近ければ通学路になるのか」「近くても見えていなければ(認識していなければ)通学路としてみなされないのか」など、通学路の範囲について疑問を持ちました。また、これらの捉え方も人によって違うのだろうなと思いました。

熊谷先生が、「知の理論(Theory of Knwoledge:TOK)」を学ぶと、問いが溢れて、止まらなくなって、いちいちのことを問い出すようになるから、面倒くさいことになるよ」と話していたのを思い出しました(笑)。

<僕がIBを志したわけ>

僕は元々IBコースに入りたくて水都国際高校に入ったわけではなく、高1の1学期の頃もIBについてはほとんど何も知らず、IBコースに進む気も全くありませんでした。

9月に参加したIBコースの説明会でIBに少し興味がわきました。その時に、IBの答えが一つではない問いに対して、みんなで意見を出し合ってその時々の仮の答えを探りながら、知識と考えを構築していくIBの教育方法は自分を成長させてくれて、自分に合っていると感じました。

これが僕がIBDPに関心を持ったきっかけでした。IBコースに進むためには約半年の及ぶプレIBセッションを受けなければなりません。というわけで、僕はまず、興味本位で10月から始まる高1のIBコースを志願する生徒向けのプレIBセッションに参加することに決めました。

<中休み>

しかし、僕は第一回のセッションで大失敗を犯すことになります。あれは今思い出しても、身震いする経験でした。真面目に、ヤバいって思いました。勉強することでここまでヤバいってヒリヒリしたのは初めてです。

そんな大失敗に終わった第一回のプレIBセッションについては次回をお楽しみに!