今からIBを教える君へ:IBワークショップ準備

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。

4月から、大阪市立水都国際中学校・高等学校という公設民営の学校の開設準備を大阪YMCAの職員として当たっています。国際バカロレア(IB)の教育プログラムのうち高校生を対象としたディプロマ・プログラム(DP)を実施する予定です。

間もなく、今年度のIBワークショップが東京を皮切りに開かれますね。初めて参加されるみなさんに、今回は事前にこんな準備をしておくといいよというお話をしたいと思います。

IBワークショップ 2018 Japan

2018年はPYP、MYP、DP合わせて、8月に東京、仙台、高知、9月に東京、横浜で延べ54のワークショップが開催される予定です。日本語で実施されるのは以下の2会場です。

日程 会場 教程
8月1日~3日 東京学芸大学附属国際中等学校 DP
8月23日~25日 仙台育英学園高校 MYP

昨年度末までは、一条校の先生であれば、無料でワークショップを受講することができました。今年度からは参加するには正規料金を支払う必要があります。参加費は996シンガポールドル、日本円で約8万円です。

地方から参加されるみなさんは交通費や宿泊費もかかるので、学校としては一人の先生をワークショップに送るのに結構な金銭的負担を強いられます。ディプロマプログラムの認定過程にいる学校はすべての実施科目とTOK、CASに加え、管理職とコーディネーターは必ずワークショップを受けていないといけません。

したがって、結構な金額がかかるということが想像できると思います。昨年度までなら、一条校の先生なら無料で参加できたので、研修の一環でIBワークショップに多くの先生を派遣することができましたが、今年からは10人送ればそれだけで100万近くかかりますからね。貴重な機会になっていくと思います。

さて、これからは候補校以上の学校の先生と、関心校段階の学校の先生とに分かれて事前準備について取り上げたいと思います。

MY IBのアカウントを持っている学校の先生へ

「MY IB」は候補校以上の段階にある学校の先生なら個人アカウントを取得することができます。登録自体はとても簡単です。まだの方はお勤めの学校のコーディネーターに聞いてみてください。

「MY IB」の中に、「Programme Resource Centre」があります。そこでIBの各プログラムの詳細な資料を入手することができます。「PYP」「MYP」「DP」「CP」それぞれのプログラムの内容や科目の概要、コーディネーターの先生や管理職向けの情報も載っています。

ただし、入手できる文書のほとんどは英語です。日本語でリリースされている文書はごくわずかで、科目の概要やプログラムの内容を理解しようと思うと、ある程度英語で読むことは覚悟しないといけません。また、「PYP」と「MYP」に関しては日本語ではほとんど資料がリリースされていないので、ここで情報を得るしかないんですね。

なので、ワークショップに参加することを機に、一度アカウントを作って、覗いてみてください。IBの各プログラムの科目を担当される先生方、日本語でリリースされていない文書を読んでみませんか。

関心校の先生方へ

関心校段階では「MY IB」のアカウントは付与されません。したがって、入手できるIBの情報は制限されます。不安ですよね。よくわかります。以下のエントリーでも触れましたが、私は初めて参加したマカオのワークショップでは何の情報もありませんでした。

熊谷が知識ゼロで参加したIBワークショップでの惨事を語ります。

でも、少しだけですが、日本語で無料でリリースされている文書があります。こちらで入手できます。ワークショップに参加される前に、ぜひ目を通しておくことを強く、強く勧めます。読んで参加するのと、そうでないのでは、3日間ワークショップの成果が変わってくると思います。

今後認定プロセスに進むうえで、コーディネーターの先生以外にも、科目担当の先生が書くものもありますし、参加する科目の文書をできるだけ読んでおくことを勧めます。ただ、リリースされていない科目もあるので、その場合はぶっつけ本番になると思いますが、もうそれ以外に方法がないので、割り切りましょう。

ワークショップの最中だけ前述の「Programme Resource Centre」にアクセスできると思います。折角なので、入手できる資料はすべて入手しておくといいと思います。

最後に

さて、コーディネーターの先生方、参加された先生方に報告書を書いてもらってください。科目概要と評価方法は、コーディネーターの先生が今後、内部試験日程を調整したり、カリキュラムアウトラインを科目担当の先生に書いてもらう時に、より教科横断的な指導を可能にし、学習者が学んぶことを他の科目でも補ったり、発展させたりということをアドバイスすることができます。

また、コーディネーターはすべての科目概要を知っていた方が絶対にいいです。生徒たちがどんなことを学び、どんなことにつまずくのかを予想し、その都度どんな支援をしていく必要があるのか、そういった計画を立てることができます。

私は定期的に「Programme Resource Center」を覗きますが、すべての科目の関する膨大な情報を常に追い続けることはかなり困難です。だから、ワークショップを機に、参加する科目担当の先生を通して最新の情報をアップデートできる方策を模索してみてください。

次回は、以前以下のエントリーで取り上げた私の教え子のお兄ちゃんの方が書いてくれました。何と、教職課程を取っているそうで、IBの先生を目指そうかと言っています。大学卒業後の進路をIBの先生っていう選択する時代が来たのかと、IBがまだ誰にも知られていない頃のことを思うと、とても感慨深い気持ちになりました。

当ブログのヘッダーのモデルになっている大平ブラザーズの話です。

というわけで、大平敦尊くんのエントリーをお楽しみに!

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