ハジマリノオワリ

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みなさん、こんにちは。熊谷優一です。筑波大学附属坂戸高等学校で国際バカロレア・ディプロマ・プログラム・コーディネーターをしています。

年始のエントリーをご覧になったみなさんは薄々勘付いていたかもしれません。当ブログは2018年3月24日をもって終了することにしました。残り約20回リリースがありますが、それまでどうぞお付き合いいただければと思います。

IBに関する情報共有の新たな動き

熊谷優一が国際バカロレアに対する情報入手について述べています。

上記のエントリーでも取り上げたように、IBに関する情報は有料のものと、無料のものとがあります。そして認定されている学校に公開される情報と、たとえ候補校であっても認定されていない学校との間には入手できる情報に格差があります。

また、日本語に翻訳されている文書や情報も極々一部に過ぎません。英語のアクセスが例え認定校の先生であっても情報入手を難しくさせています。日本語での情報共有は、日本語DPを政策として推し進めている文部科学省なので、もっと頑張ってほしいというのが一条校の先生たちの切なる願いではないでしょうか。

昨年の12月にちょっとした会議があって、そこに呼ばれたのですが、そこで文部科学省のIB担当の方から平成30年度のIBにかかる予算請求(概算要求)は平成29年度よりも増額されたそうで、IB教育に関するコンソシーアム設立に向けて動き出すと聞きました。

コンソシーアムが立ち上がれば、より正確かつ多岐に及ぶ情報を日本語で共有することが可能になるでしょう。決して充実しているとは言えない保護者向けの情報や大学進学に関する情報が公開されるでしょう。また、一旦プラットフォームができれば、現在問題となっている様々な問題が議論され、ゆくゆくはIB教育のエッセンスが日本中に広がりを見せるのではないかと期待しています。

日本語によるJob-a-like

これまで英語が苦手なDP科目の先生たちにとって、英語が大きな壁となって理解の深化を妨げてきました。しかし、私たち日本のIB認定校のコーディネーターで構成されるネットワークでは、現在日本語で指導する教科のミーティングを定期的に開催しようと計画しています。その勉強会が「Job-a-like」 です。

早ければ来年度早々にも開催されるでしょう。詳細はご自身の学校のコーディネーターに聞いてみてください。もうすでに情報は回っていますし、「OCC」に代わった「PRC(プログラム・リソース・センター)」の「コミュニティ」のところに記されてあります。

各科目の「カリキュラム・アウトライン」や「ユニットプランナー」を吟味したり、最終試験を研究したり、内部評価や予測スコアについて、教材について、実践例、様々なことが共有できることが期待されています。

始まりの終わり

というわけで、本ブログ『今からIBをはじめる君へ』を閉じることにした次第です。もう少し、「IB認定校への道」と「今からIBを始める君へ」のシリーズで書きたいことがあるので、それをすべてリリースし終える2018年3月24日を最終回に設定しました。

これまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。もう少しだけお付き合いいただければと思います。決してネガティブな気持ちでブログを終えるのではありません。当初の全くIBを知らない状況から少しは興味を持った人が増えたと思っています。それが当ブログの目的でした。

コンソシーアム立ち上げやJob-a-like開催の流れは、個人が発信するのではなく、組織的にIB教育に関する情報が共有される段階に入ってきたということを示しています。そういった意味では、日本におけるIB教育の黎明期は「始まりの終わり」を迎えたと感じています。

最後に

ブログを始めたことで知り合った人たちがいます。ブログを続けてきたことで、私自身新たに考えたことがあります。

一度もお目にかかったことはない人からも、私はこのブログを通じてたくさんのみなさんから励まされ、勇気をもらってきました。情報をオープンにすることで、さらに情報が入ってくるようになりました。ホント、みなさんに支えられて私は生きているんだなと、クマユウは感激しています。

つい最近も、「こんなのヒントにならない?」「この人の考え方似てない?」と情報を寄せていただきました。みなさんにとってもヒントになったり、みなさんが考えていることを別の言葉で説明していて参考になるかなと思い、私が紹介してもらった記事リンクを2つ紹介しますね。

通訳者の私は、自分の子どもに英語を教えなかった -日経DUAL-

6勝4負 -Dari K to the World-

ブログ終了後、どのような形をとるかはまだ明確な答えは出ていませんが、恐らく、21世紀を学ぶ人たちに向けて何らかの情報を発信できるプラットフォームのようなものを作りたいという思いはあります。私が何かを書いてというのではなく、いろんな立場の人が21世紀の教育について提案したり、提起したり、説明したり、紹介したりするような複合的な情報発信の場があったらいいなと。

ていうか、みなさんどう思われます?私はみなさんにこそ情報を発信してほしいって思っているんです。私の連絡先は「kumayu@knowledge-caravan.com」です。どしどしご連絡お待ちしています。

実現するかどうかは別として、何か一緒に作ることができたら、ステキやん!?って思う今日この頃です。

さて次回は仙台育英高校で日本語DP生としては日本で初めてディプロマを取得した鈴木純麗さんへのインタビューをお届けします。お楽しみに!

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